表現の不自由展はなぜ中止されたのか
以下の「メモ」は2019年12月28日に開催された人権と報道連絡会の集会で配布したものに若干の修正を加えた。なお、「表現の不自由展再開が抱えた問題」も参照していただきたい。このメモでは簡単にしか言及されていない事にも触れている。また以下で批判の対象にしているのは、あいちトリエンナーレ検討委員会「表現の不自由展・その後」に関する調査報告書(案)」(2019年12月18日)のなかの「全体的所見」である。報告書には各委員の個別の見解なども示されているが、これについては言及していない。この報告書については津田大介による反論が公開されている。また、表現の不自由展実行委員会による意見も検討委員会のサイトに掲載されている。 Table of Contents 1. なぜ展示は中止せざるをえなかったのか 1.1. 構造的な背景 1.2. 電凸から中止に至る経緯のなかで誰がサボったのか 1.3. 推測される中止の構図 2. 反知性主義 2.1. インターネットとSNS 2.2. 作品の意図とは 2.3. 展示中止による偏見の蔓延 2.4. ネット発信禁止は間違った方針だった 2.5. 無視されたネット署 […]