8月3日:共謀罪で監視社会はどうなる? 私たちの闘い方を考えよう!

転送・転載歓迎
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<緊急集会>

共謀罪で監視社会はどうなる?
私たちの闘い方を考えよう!
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▼お話
●小笠原みどりさん(ジャーナリスト)
スノーデンの共謀罪への警鐘をふまえて、情報操作に対抗するためのデータ民主主義の可能性についてお話しいただきます。
著書:『スノーデン、監視社会の恐怖を語る 独占インタビュー全記録』(毎日新聞出版)など

●小倉利丸さん (批評家)
網羅的な監視状況のなかで、異議申し立て運動が「話し合う」自由を確保するための運動文化の創造について、お話しいただきます。
著書:『絶望のユートピア』(桂書房)など

▼日 時:2017年8月3日(木)18時30分〜
▼場 所:文京区民センター2A
都営三田線・大江戸線「春日駅A2出口」徒歩2分、東京メトロ丸ノ内線「後楽園駅4b出口」徒歩5分
東京メトロ南北線「後楽園駅6番出口」徒歩5分、JR水道橋駅東口徒歩15分
都バス(都02・都02乙・上69・上60)春日駅徒歩2分

▼資料代:500円
▼主 催:盗聴法廃止ネット
▼協 賛:共謀罪NO!実行委員会/JCA-NET/共通番号いらないネットの事務局
▼連絡先:090-6138-9593
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何とも悔しい限りですが、共謀罪が成立しました。共謀罪は、戦前の治安
維持法の再来という声もあり、これまで私たちが経験したことのないよう
な、驚天動地の特高警察まがいの弾圧がありえるかもしれません。労働運
動、政治活動、地域の住民運動からグローバルな社会運動を支えてきた言
論・表現の自由や基本的人権が危機にさらされる時代が到来してしまうの
でしょうか。
他方で、日常生活から軍事技術までIT技術を駆使した監視社会であること、
ネットを巻き込んだ対テロ戦争に米国の同盟国として加担していることな
ど、戦前の日本と大きく異なる状況もあり、単純な戦前回帰ではないこと
も確かです。
何はともあれ、メゲてる場合ではなありません。共謀罪をなんとかして仮
死化させ、廃止へと追いやり、網羅的監視の網の目を破るために私たちに
できることはまだまだ沢山あるはずです。
本集会では、小笠原みどりさんと小倉利丸さんを講演者に招いて、今後の
監視社会がどうなるのか、また共謀罪下で私たちの闘い方をどのように再
構築する必要があるのかなど、反転攻勢の手掛かりを参加者の皆さんと一
緒に議論しようと思います。ふるってご参加ください。
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7月24日(月)大阪:共謀罪施行後、初の共謀罪学習講演会

以下、主催者のFBから転載します。


共謀罪施行後、初の共謀罪学習講演会です。
メインの講演はネットワーク反監視プロジェクトで活躍されている小倉利丸さん。共謀罪についての共著があり、インターネット上の監視についても詳しい小倉さんのお話は興味津々です。

さらに、共謀罪が施行されてしまった今、まずは政府に共謀罪を使わせないことが一番! でも、もしも、もしも逮捕されてしまったら、そのときはどうしたらいいの?というもしものときの実践マニュアルも、弁護士の先生からお話していただきます。

そして、新聞うずみ火代表の矢野さんからは、ジャーナリズムと共謀罪という、これまた興味津々のお話も。

短い時間に盛りだくさんで、とても贅沢な内容の学習講演会です。
共謀罪なんてぜったい許せない!と思っている方も、でもこれからどうなるのか正直ちょっと不安…という方も、ぜひぜひご参加下さい。

●7月24日(月) 18時半~エルおおさか708号室(京阪・地下鉄谷町線「天満橋駅」より西へ300m)

講演「ぶっ飛ばせ!共謀罪」
小倉利丸さん(元富山大学経済学部教授)
◇講師の小倉さんより◇
共謀罪の施行を目前にして、共謀罪への反対運動を今後も継続することは当然のこととして、これまでの反対運動で十分に議論されてきたとはいえない幾つかの重要な論点と、共謀罪成立後の日本における刑事司法と私たちの自由の権利との新たな構造について考えてみたい。

「ジャーナリズムと共謀罪」
矢野 宏さん(新聞うずみ火)
「もし逮捕されたら?―実践マニュアル」
永嶋靖久さん(弁護士)

資料代:¥700
主催:共謀罪あかんやろ!オール大阪
連絡:共謀罪に反対する市民連絡会・関西気付 市民共同オフィスSORA TEL06-7777-4935
https://www.facebook.com/events/253221815168310

オリンピックと戦争──感情の同調回路からの切断へ

 

オリンピックへの批判は、金がかかるとか誘致の過程が不透明だとか、不正・腐敗の疑惑がある。様々ありながら、オンピックは、崇高なスポーツの精神をこうした政治や金がらみのメガイベントにすることで汚しているといったスタンスの批判が大方だ。初心に帰れということだろう。スポーツそのものには問題はなく、スポーツを政治や金儲けに利用することが問題だという発想は根強い。しかし、政治や金儲けと無関係にスポーツが成り立ったことはあるのだろうか。そんなことはあったためしがない。

しかし、そもそもスポーツがそんなに立派なものなのかぼくにはまったく理解できない。もちろん、文化系のあれやこれや──文学とか音楽とか美術とか──とか、理系のあれこれ──数学とか物理学とか生物学とか──もまた立派なものと思ったことはない。大体が学校で教わって、最終的には様々に学んだものが数字(点数)に化けて一丁上りという仕組みに立派なものなどない。点数とか数字に化けるものはおしなべて空しい。ただ空しいだけだと思う。

ぼくは、小学生の頃、校内でベストスリーに入る肥満児だった。だから体育の成績がよかったことはない。かといって、他の教科の成績もよかったこともない。5段階評価で5はとったことはないし、4はあったかなあ、程度である。勿論得意科目はない。本も読まない。唯一得意だったのは授業中「ぼんやり」していることだったと思う。肥満児だから大体がイヂられキャラになるのだが、それをいじめだと思ったことはない。何ごとにつけても学校文化にほとんど興味がなかったように思う。肥満児だったから、中学では柔道部にリクルートされたが、真面目に練習したことはなく、試合で勝ったことはない。高校ではラグビー部に勧誘されフォワードにされたが、半年で辞めた。練習が辛いのが苦痛だった。そもそもなぜそんなに辛い試練を耐えて試合に勝つ必要があるのかが理解できなかったと思う。今でもスポーツをテレビで観ると、その苦痛に耐えて頑張る根性というのか精神力がぼくには「謎」で、すごいと思ってしまう。「そこに山があるから登る」みたいな、無心に打ちこめることがすごいと思う。ぼくにはできない。

ぼくがオリンピックに反対なのは、冒頭に述べたような理由だけでなく、こうした体の鍛え方とか競争とかに、国家の威信とか名誉を賭けて争うということの「意味」について誰も何も論じないまま、当然のように受け入れるということ自体に疑問があるからだ。つまり、100メートルを9秒で走ることとか、アクロバットのように床の上で回転したり飛んだりすることとかにはどのような意味があるのか、といった行為の意味が論じられることはほとんどない。「そういうものなのだ」ということでしかない。他方で射撃とかフェンシングとか格闘技もスポーツということになっているが、こうした武力や暴力をスポーツとする意味が議論されたことがあるのだろうか。射撃と憲法9条とかは議論すべきだろう。

オリンピックというのは、人々がきちんとモノを考えることなくお国のためなら、何でもやり、体を犠牲にし、国別の競争を戦争の代用のようにして興奮して応援する擬似的な戦争イベントであって、事柄についての「根拠」とか「意味」などを考えることを放棄させる感情を習性とさせるものであって、戦争になれば、殺し殺される根拠も意味も考えずに、国家の利益に率先して加担するようになる。オリンピックも戦争も感情の回路はほぼ同じ構造だと思う。

さて、東京オリンピックでは、スケボーとサーフィンが正式種目になったという。とてもがっかりしたし、唖然とした。こうしたスポーツがもっていたサブカルチャーな文化が漂白されて、清潔な体制的なスポーツになるのかと思うとやりきれない。警察の職質にめげずに路上を走ってきたストリートのスケボー乗りたちは、その文化をオリンピックに奪われないように頑張ってほしい。サーファーは競技やスポーツのルールに押し込められないで自由な文化を守って欲しい。こうしたサブカルチャーのスポーツにこそ意味があるとぼくは思うからだ。

空族(くぞく)最新作 『バンコクナイツ』富山上映会(7月16日、17日)

空族(くぞく)の最新作『バンコクナイツ』が富山で上映される。17日には私もトークに参加させていただきます。

わたしの映画評は下記にあります。

越境するアンダークラス──映画『バンコクナイツ』


アトリエ・セーベーの告知(転載)

みなさん、こんにちは。
アトリエセーベーがあるLETTERが1周年を迎えました。
デッサン教室をベースに、読書会、映画、「みる」ことをいろんなかたちでおこなってきました。さまざまな出会いと体験のおかげでなんとか折れずにやってこれたのも、場所とそこを訪れてくださるひと、表現と表現者のおかげです。ありがとうございます。
わたしは、金属をつかって大きな作品をつくり、それで食べていた時期がありますが、あることがきっかけで全く作れなくなり、それから数年後に誘っていただいて出会った劇場バイトで大きな変化がありました。また、デッサンの講師をやりはじめたのもこの頃です。
劇場では1日3、4本、ひと月約15本ほどの作品を上映していました。パブリックな場所と作品とひとと。ただ受付に立っているだけでしたけれども、作品をつくっていたころのような感覚を取り戻したような気持ちになれたのは、表現とひとに触れ、世界と自分とのつながりを田舎の小さな劇場で持てたことにあると思います。
LETTER1周年を記念しまして、アトリエセーベーでは
空族(くぞく)最新作
『バンコクナイツ』を上映いたします。
昨年、甲府で行われた上映会に出かけました。桜座という古い劇場(ライブハウス)でパイプ椅子、しかも寒かった…なのに、上映時間の3時間3分はあっという間で、エンドロールで嗚咽するという自分でも想像できないことが起こってしまいました。
ほんとうの優しさに包まれて安心したとでもいいましょうか。そんな気持ちになりました。
そこで出会ったSoi48(『バンコクナイツ』音楽担当)というアーティストユニットが音源を販売していたのですが、これがまた面白い。音楽が好きなひとはジャンルを超えて絶対にハマると確信しました。ほんとうにおもしろい!もはやスタンダード!
上映会のゲストには空族から富田克也、相澤虎之助のおふたりと、
音楽を担当したSoi48(宇都木景一、高木紳介)
トークイベントに小倉利丸
初日だけですが、タイのシーサケットに公園をつくる仕事で滞在していた経験のある大家さんがタイフードでおもてなししてくださいます。
作品と表現者に触れて、作品の奥深くに手を伸ばしに来てください。

いろんなひとと集まって、たとえば映画をみることも
困難になるだろう、
なんて気が重くなっていましたが、
めちゃくちゃ元気もらいました。そして、きょうも元気です。
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『バンコクナイツ』上映イベント@小杉町LETTER
LETTER1周年記念祭
〜LETTER from(trip to) ISAN
7月16日(日)
①10:15〜 上映後空族による舞台挨拶
●13:30〜 1階書店にてSoi48によるタイ音楽講座(DJ、物販) 大家によるタイごはん販売
②16:00〜 上映後19:05頃 空族による舞台挨拶(10分程度)
17日(月・祝)
12:30〜 上映終了後
空族、小倉、観客とのセッション
各回とも3000円です。ご予約よろしくお願いします!

プロプライエタリ社会をハックする

――芸術・文科系のハッキング術

ネットのややこしい「技術」なんか知ったこっちゃない、便利ならとりあえずいいか…というアクティビストのための、それって、結構ヤバいんじゃないかということを巡るレクチャー&トーク

スピーカー:小倉利丸(『絶望のユートピア』著者)
プレゼンター:上岡誠二(芸術活動家)

日 時:2017年7月16日(日)19:00~21:00/18:30 Open
場 所:素人の乱12号店|自由芸術大学
杉並区高円寺北3-8-12 フデノビル2F 奥の部屋
資料代:500円+投げ銭(ワンドリンクオーダー)

共謀罪は、警察であれ政府機関であれ企業であれ、あらゆる諸組織がまず何よりも私たちの〈コミュニケーション〉を監視し、情報を収集・分析・分類する活動を前提として、私たちの〈コミュニケーション〉を犯罪化するものだ。とすれば、私たちは、〈コミュニケーション〉の非犯罪化を要求しなければならないだけでなく、彼らの監視・収集・分類の目論見から私たちの〈コミュニケーション〉の権利を防衛する技術を身につけなければならない。のっぴきならない戦争の時代に、彼らが仕掛けた〈コミュニケーション〉の戦場を生き延びるために…

今回のレクチャーでは〈ネット〉時代のコミュニケーションの権利闘争を振り返りながら、現実に進行する社会の〈プロプライエタリ〉化のリスクから、私たちの権利を防衛するために何が必要なのかを探ります。

社会のプロプライエタリ化:社会の更新に必要な情報や情報の入手を秘密化し、権力を肥大させることによって、コミュニケーションを監視し、個人情報を盗み、不公正を可能とする技術や法律による支配化。
※今話題になっている、国家戦略特区の一連の問題は社会のプロプライエタリ化の特徴を現わしています。その決定に至るプロセス(ソースコード)を隠蔽し、告発者のプライバシーを侵害(マルウェア)し、その情報(ビッグデータ)を悪用して不公正を生み出しています。共謀罪法案が成立すれば、そのような社会が常態化していくでしょう。
参考:「プロプライエタリなソフトウェアはしばしばマルウェアである

ブッとばせ!共謀罪 7・10集会

ブッとばせ!共謀罪 7・10集会

反戦・反改憲のうねりを創りだそう!   7・10集会
□日時:7月10日 18時15分開場~21時
□場所:文京区民センター2A会議室
■問題提起:共謀罪新設攻撃をはね返し、
どのような運動を構想するか?
小倉利丸さん(富山大学元教員)
□交通:都営地下鉄春日駅1分、メトロ後楽園駅5分
□資料代:500円

安倍政権は共謀罪を新設して、沖縄をはじめとする反
戦運動を弾圧し、反改憲の声を封じ込め、2020年東
京オリンピック」前にも改憲を実現しようとしています。
こうした動きに対して、治安法・弾圧をはね返し、反
戦・反改憲の闘いをいかに創りだしていくのか。今春の
共同した闘いを踏まえ、小倉利丸さんの問題提起を受けて
大いに討論したいと思っています。ぜひご参加ください。

主催  戦争・治安・改憲NO!総行動実行委員会
[実行委呼びかけ団体]破防法・組対法に反対する共同行動、共謀罪反対!国際共同署名運動、救援連絡センター、集団的自衛権法制化阻止・安倍倒せ!反戦実行委員会、戦争に協力しない!させない!練馬アクション、心神喪失者等医療観察法(予防拘禁法)を許すな!ネットワーク、立川自衛隊監視テント村、都教委包囲首都圏ネットワーク(ob)《連絡先》東京都港区新橋2‐8‐16石田ビル5F 救援連絡センター気付 破防法・組対法に反対する共同行動 03-3591-1301/東京都港区西新橋1-21-8 9条改憲阻止の会気付 03-6206-1101 090-6481-6713(松平)