G20批判
Table of Contents 1 はじめに 1.1 G20とは何なのか―外務省の解説 1.2 変質しつつあるG20 2 G20と国際関係 経済の政治学 2.1 ポスト冷戦の資本主義が抱え込んだ危機 2.2 グローバル資本主義の基軸変動によるG20の変質 2.3 G20大阪の議題 3 G20の何が「問題」なのか 3.1 市場と制度の相克 3.2 資本に法制定権力がないという問題 3.3 市場のルールの覇権の揺らぎ 4 G7、G20と対抗する民衆運動 4.1 オルタ/反グローバリゼーションをめぐる運動 4.1.1 運動の多様性と限界 4.1.2 伝統主義というオルタナティブ 4.2 植民地からの独立、ケインズ主義、新自由主義、どれも不平等を解決してこなかった。 4.2.1 現代にも続く「本源的蓄積」過程 4.2.2 グローバルな格差は解決できていない 4.3 メガイベントとしてのG20 5 移民をめぐって 5.1 民衆という主体の不在 5.2 〈労働力〉とはナショナルなものとして構築され、資本は越境する〈労働力〉の流れを生む 5.3 文化的同化 6 情報通信インフラの国際標準をめぐる […]