集会ご案内:5月12日(土)「安倍改憲」と「祝・明治150年」問題

手前味噌ですいません。以下、主催者からの案内を転送します。 お近くの方は是非いらしてください。わたしは憲法学者ではないので憲法 学的な話は一切しません。(できません) 突っ込みどころ満載な話しにな ると思います。 2018年度 第1回「集い」 ご案内 「安倍改憲」と「祝・明治150年」問題 「安倍改憲」の強い意欲と、この「明治150年記念」キャンペーンをつなぐ串刺しは何?何やらら「におい」を感じませんか? 憲法記念日後ですが、論説・問題点指摘をいただき、共に考え交流してみませんか。 ぜひ、ご参加を! ■日 時 5月 12日・土  13:30~16:30 ■場 所 市川市文化会館(下図参照) 第5会議室 ■お 話 小倉利丸さん (富山大学名誉教授) <プロフィール> 1951年~  東京都生れ 法政大学卒 東大大学院経済学研究科中 退 経済学者(現代資本主義論) 現代社会論研究者 教育者 評論家 富山大学経済学部教授(2005年~) (著書)「多様性の全体主義・民主主義の残酷 9・11以降のナショナリズム」(2005年 インパクト出版社)「抵抗の主体とその思想」(2010年 インパクト出 […]

声明 知的財産戦略本部・犯罪対策閣僚会議による「インターネット上の海賊版サイトに対する緊急対策」に反対する。

以下、JCA-NETの声明を転載します。海賊版サイトへのブロックの問題はこの声明のなかで指摘されていますが、こうしたブロックが公権力とプロバイダーによって恣意的に行なえる土台が構築されかねない極めて危惧すべき政策だと考えます。 声明 知的財産戦略本部・犯罪対策閣僚会議による「インターネット上の海賊版サイトに対する緊急対策」に反対する。 2018年4月23日 JCA-NET理事会 東京都千代田区外神田3-4-10 神田寺ビル4階D 問い合わせ先 小倉利丸(理事) toshi@jca.apc.org 4月13日、政府の知的財産戦略本部・犯罪対策閣僚会議は「インターネット上の海賊版サイトに対する緊急対策(案)」を公表した。(以下「緊急対策案」と呼ぶ) この緊急対策案は「昨今運営管理者の特定が困難であり、侵害コンテンツの削除要請すらできない海賊版サイト(例えば、「漫画村」、「Anitube」、「Miomio」等のサイト。)が出現し、著作権者等の権利が著しく損なわれる事態となっている」と現状を分析した上で、「インターネット・サービス・プロバイダ(lSP)等による閲覧防止措置(ブロッキング)を実施 […]

私たちのサイバーセキュリティを! 共謀罪で萎縮しないための実践セミナー

以下の文章は4月2日に開催された同名の集会で配布したものです。発言の機会を与えてくださった主催者に感謝します。 1 はじめに 共謀罪反対運動は、下記のような批判を共謀罪に投げかけてきました。 「普通の市民団体や組合が組織的犯罪集団に!! 政府・法務省は、共謀罪はテロリスト集団や組織的犯罪集団が対象であり、普通の団体には適用されないといっていますが、これはウソです。法案には組織的犯罪集団とはどういう集団なのかなどの規定はありません。市民団体、組合、会社などの団体のメンバーが一度共謀したと判断されればその団体は組織的犯罪集団とされます。共謀罪は思想・意見・言論を処罰し、結社=団体を規制する、現代の治安維持法です。(2017年4月6日 日比谷集会呼びかけ)」 わたしは、こうした反対運動が提起した共謀罪反対の危惧を、共謀罪推進側が言うような、単なるプロパガンダだとは考えていません。皆さんもまたそうだと思います。わたしたちが市民的な自由や人権のために闘えば闘うほどわたしたちは組織的犯罪集団とみなされることになる。そうした環境のなかにいるのだ、ということを冗談でも誇張でもなく受け止めて、闘い方に創 […]

私たちのサイバーセキュリティ講座 共謀罪で萎縮しないために

市民活動、組合、会社などの団体のメンバーが一度共謀したと判断されれば、その団体は組織的犯罪集団とされます。私たちは、そうした環境の中にいるのだということを、冗談でも誇張でもなく受け止めて、闘い方に創意工夫を凝らすことが必要になってきたのです。 お話し: 小倉利丸さん (おぐら としまる) 批評家。専門は現代資本主義論、情報資本主義論。富山大学名誉教授。 共謀罪に対抗して私たちの自由を防衛するためのサイト https://antisurveillance.researchlab.jp/ 著書:『絶望のユートピア』 (桂書房) 共著:海渡雄一『危ないぞ共謀罪』(樹花舎) 2018年4月2日(月)19:00〜21:00 中野区産業振興センター2階セミナールーム1(45人) 施設概要・アクセス 会場の都合で先着順 資料代:500円 共催:安倍政権にNO!東京・地域ネットワーク 草の根市民広場 問合せ: 090-8311-6678

Good bye 商用SNS!! Kick out リーガルマルウェア!!

facebookは5000万件の個人データを不正にCambridge Anaryticaという調査会社に渡し、このデータが米国大統領選挙のために不正使用させた疑いがもたれています。トップのザッカーバーグは、不正行為を認めて謝罪する事態にまで発展し、facebookボイコット運動が拡がりはじめています。他方で、昨年以来、米国ではあらためて政府捜査機関による合法的なマルウェアを利用して大量の個人情報を盗み出す捜査手法に批判が集っています。ここ日本では、民間のビッグデータを扱うIT産業とマイナンバーのような個人情報を一元的に管理する政府のシステムとが私たちのプライバシーやコミュニケーションの自由を脅かす危険な状況になっています。4月のセミナーでは、こうした事態について簡単に概要を参加した皆さんと共有しながら、自分の使っているパソコンやコミュニケーション環境をどうしたらいいか、具体的な対策を議論します。 ・facebookのボイコットをマジに議論します。金儲けや国家安全保障を理由に私たちの個人情報を売り渡すようなSNSと決別して、何を使うか。どうすべきかを考えます。 ・捜査機関が使う合法マルウ […]

国による「大嘗祭」および天皇の「即位」にかかるすべての儀式の撤回要請

以下、安倍靖国参拝違憲訴訟の会・東京の要請文を転載します。 内閣総理大臣安倍晋三 様 宮内庁長官   山本信一郎 様 私たちは、「大嘗祭」および天皇の「即位」にかかるすべての儀式を国が行う事について、政府の方針を撤回されるよう要請します。 2018年3月26日 安倍靖国参拝違憲訴訟の会・東京 http://seikyobunri.ten-no.net/ 政府は、天皇退位と新天皇即位の日程を、それぞれ2019年 4月30日、5月1日と決め、2019年秋に予定されている「即位式」「大嘗祭」の日程も決まりつつあることが知らされています。そして官房長官を長とする政府の「式典準備委員会」は、 「即位礼正殿の儀」および、「剣璽等承継の儀」をはじめとする5つの「即位の礼」関連儀式を国事行為とし、「大嘗祭」については、「宗教上の儀式としての性格を有するとみられることは否定できない」としながらも、「極めて重要な伝統的皇位継承儀式で公的性格があり、費用を(公金である)宮廷費から支出することが相当」としました。国事行為であれ、公的行為であれ、現実に国の予算が支出され、国の儀式としてなされることに違いはありま […]

プロプライエタリ社会をハックする──ビッグデータの光と影

BY FAU2018年2月22日 ◎ターゲット・マーケティングの戦略◎ 今回のセミナーは特別ゲストをお呼びして、ビッグデータの集め方やターゲット・マーケティングの技法をトークしてもらいます。その方法を知ることで、資本への隷属から逃れるプライバシーの守り方を学びます。 トークの時間は1時間程度です。前後にLinuxインストールや暗号化のおさらいをしますので、PCをお持ち下さい。 ★トークゲスト:池田佳穂 広告代理店の開発本部でターゲット・マーケティングに従事。現在はアートセンター・オンゴーイング、TERATOTERAで翻訳のほか、海外アーティスト対応など行う。3月より定期的になんとかバー「池田バー」店主。版画女子デビューも果たす。 日 時:2018年3月2日(金)19:00~21:00 場 所:素人の乱12号店|自由芸術大学 杉並区高円寺北3-8-12 フデノビル2F 奥の部屋 参加費:投げ銭+ワンドリンクオーダー サポーター:小倉利丸、上岡誠二

憲法とナショナリズム――近代国民国家が抱える構造への批判

1 はじめに――近代150年の断絶と継続 1.1 一貫性の構造 「明治150年」が端的に象徴している時間の観念は、近代を天皇の即位と死の循環によって表象する元号という「暦」の尺度のなかで規定しようとするイデオロギー的な時間の観念である。 日本の近代を明治元年に出発点を求めることが妥当かどうかという問題を脇に置くとして、直ちに日本の近代をのっぺらとした150年という時間のなかで、ある種の一貫性をもった統治機構として位置づけようとすることは、1945年を重要な分水嶺とする認識――これは戦後憲法の理念を肯定し、旧憲法を否定する歴史認識と不可分だろう――と明らかに衝突する。 たぶん政治学者や歴史学者であれば、戦前と戦後という重要な分水嶺を軽視した150年の連続性を端的に象徴する「明治150年」には強い違和感を感じるに違いない。私もまた、こうした違和感を共有するが、しかし、支配者がこの戦前と戦後の分水嶺をあたかも無視するかのようにして喧伝する「明治150年」を単なるイデオロギーの問題、つまり物質的な基礎を伴わない空論の類いだとして退けることも間違っていると思う。 現在の日本の状況を判断するときに […]

貨幣と市場の政治学

1 はじめに――貨幣と資本主義批判 1.1 生存の構造と資本主義的市場経済 人間が社会集団を構成して持続的に世代的な再生産を維持し、一定の人口(増減はあってもいいが)を維持することができるために、「経済」と呼びならわされてきた仕組みが、どの時代、どの社会にあっても組み込まれていなければならなない。(これを「経済」と呼ぶ必要はかならずしもないが) 経済は、人々の生存を維持する上で必要なモノを生産、供給するためのものであるから、市場経済だけを意味する必要もないし、家族(親族)組織のように、近代社会では経験的に「経済」とは呼ばれない組織も、見方を変えれば生産や供給に関与しているれっきとした経済システムの一部を担うものだと理解する必要がある。いかなる組織、制度、集団もそのほとんどが何らかの意味で経済の機能を果しているのだ。同様に、社会は人々を統治するためにシステム(一般に政治と呼ばれるが)を組み込んでいるが、政治のシステムもまた、行政、立法、司法の諸組織だけを意味しているのではなく、一般に経済の組織とみなされている資本や労働の組織や制度もまた統治機構としての役割を担う。家族もまた親密な集団を組 […]

「新元号制定に反対する署名」 集めにご協力ください

仲間のみなさんへ★おねがい★「新元号制定に反対する署名」集めにご協力ください 2019 年 5 月 1 日の天皇代替わりにむけて、政府は新しい元号を 2018 年中に発表するとしています。 一昨年来、首都圏各地でさまざまなかたちで反天皇制の運動に取り組んできた私たちは、この新元号制定に反対する署名活動を皆さんによびかけます! 「昭和」の時代と比べれば、市民生活から元号は急速に姿を消しつつあります。インターネットでも元号不要論・不便論が公然と語られだしてきました。「最も生活に身近な天皇制」であるはずの元号と、民衆意識との乖離は着実に進んでいるのです。この天皇制の大きな弱点である元号制度を突くことを通じて、「終わりにしよう天皇制」の声を、共に、さらに広げていきましょう! 「8・8天皇メッセージ」から始まった「平成」代替わり反対闘争の重要な一環として、この署名運動に取り組んでいただけるようお願いします。目標は 5000 筆です。たくさんの仲間と共同できることを心待ちにしています。(2018/2/1) 1 署名を集めて、集約先 または 取り扱い団体 まで ご郵送 下さい 2 署名の取り扱い団体 […]

セキュリティのためにOSおよびソフトウェアのアップデートを――SpectreおよびMeltdownによるCPUのセキュリティホール問題――

JCA-NETのサイトから転載します。 セキュリティのためにOSおよびソフトウェアのアップデートを ――SpectreおよびMeltdownによるCPUのセキュリティホール問題―― インテル、AMD、およびARMのCPUチップの設計に問題があり、第三者がデバイスから個人データにアクセスし盗み出すことが可能であることが年末から年始にかけて相次いで報じられました。この問題は、いわゆるプログラムの「バグ」という問題ではなく、そもそもの設計にある欠陥だと言われており、20年も前から存在した問題でもあるとされています。 CPUはコンピュータの心臓部であり、その設計ミスからコンピュータが保有するパスワードや個人情報など機密情報を取得できる危険性があるということは極めて深刻な事態だと受けとめなければいけないと考えます。 しかも問題になっているチップは、ほとんど全てのパソコンやスマートフォンに用いられ、ウィンドウズ、マック、Android、Linux、iOSのいずれもがこの脆弱性に晒されています。 以下は、米国のシアトルに拠点を置く、アクティビスト向けにメーリングリストなどのサービスを提供しているri […]

12月20日:私たちのサイバーセキュリティを! 共謀罪で萎縮しないための実践セミナー

★共謀罪の成立によって捜査機関は、従来ならば認められなかった「話し 合う」ことそれ自体を標的に、捜査活動を行なえるようになりました。 ★かつて治安維持法の時代に捜査機関は、公然と姿を見せて威嚇したり、言論・表現の検閲をしました。 しかし、現代では、こうした弾圧の手法は氷山の一角となり、むしろ秘密裏にじっと私たちの日々の言動を監視し、情報を収集・蓄積する大規模な監視インフラに包囲されるようになっています。 捜査機関は、民間のIT産業も巻き込んで、コンピュータによるデータ分析を駆使し、私たちの正当な権利を犯罪化する巧妙な罠を仕掛けています。 ★また、サイバー攻撃とかサイバーテロなどと呼ばれて世界中で起きている出来事の多くは、スノーデンが暴露したように、政府や大企業が自国にいる市民をターゲットにしているケースが少くありません。 この点でも、コミュニケーションの多くをネットに依存している私たちの日常生活は、自国の政府や企業からの攻撃に非常に脆く、防御の手段も知られていません。 ★このような環境のなかで、共謀罪が成立したのです。 共謀罪では「話し合い」そのものを犯罪の証拠とします。 これは、明ら […]

プロプライエタリ社会をハックする:WindowsとMacから離脱して新年を迎えるために

BY FAU2017年11月24日 自由のための道具とは――Linuxを支えたオープンソースとフリーソフトの思想 日本のほとんどのパソコンのOSは、WindowsかMacの二つの選択肢しかないと思わされている現実があります。しかし、Linuxという第三の選択肢があることは「聞いたことがある」けれども、パソコンショップでもネット通販でもほとんど見かけないし、難しいらしいとか、使い勝手が悪いなどという流言蜚語やフェイクニュースによって、事実上選択肢から外されるということが今に至るまで続いています。反グローバリズムのアクティビストたち、国家と権力にはとことん抗いたいアナキストたち、なによりも個性が最大のアイデンティティであるはずのアーティストたち、皆が、我慢しながら、多国籍企業の金儲けの産物で、政府の監視の手先にもなり、個性のカケラモないステレオタイプのデスクトップを押し付けるWindowsやMacを使ってきたとすれば、今年を最後に、この抑圧からおさらばしましょう。 年末の「プロプライエタリ社会をハックする」は、WindowsとMacのプロパガンダを解毒する2時間を提供します。Linuxやオ […]

二つのアピール:終わりにしよう天皇制11・26集会アピール/天皇主義右翼による、立川テント村宣伝カー破壊を許さない。 暴力に萎縮せず、反天皇制の声を大きく上げよう!

以下、二つのアピールを転載します。言論表現の自由は、日本において、戦前も戦後も「天皇制」を否定する言論に対して、最低限の公正な議論の場が与えられることは本当に少なかった。戦後においても、マスメディアは敬語報道を自らの報道規範としてきたし、文学であれ美術であれ、多くの天皇制をめぐる表現が自粛やあからさまな規制、検閲をくりかえし受けてきた。(アライヒロユキ『天皇アート論』社会評論社など参照)代替わりの議論でも、天皇制を選択肢にしない統治機構の可能性という議論は当然のようにして除外されてきた。改憲論議もまた、天皇条項がいかに他の条項と整合しないかを論じて、1章は削除すべきで憲法前文から2章(9条)へとつながる論理の方が合理的だというような議論すらでてこない。こうしたなかで、私も含めて、天皇制は不要であるという主張は、あきらかに少数派だが、そうであるからこそ、こうした言論を権利として保障できるかどうかが、この国の言論表現の自由で試されていると思う。 終わりにしよう天皇制11・26集会 集会アピール 天皇教という言葉もある通り、天皇一家の宗教としての振る舞いは、これか ら予定されている代替わり儀 […]

プロプライエタリ社会をハックする ―暗号化とオープンソース

プロプライエタリ社会をハックする ―暗号化とオープンソース BY FAU2017年11月8日 文学がソースコードで、絵画が暗号化された文学だとしたら、暗号について考えることは芸術を知ることなのかもしれません。 ☆今回のセミナーは、ファイルの暗号化とオープンソースをテーマに行います。 ●ファイルの暗号化 名簿や経理・会計などのデータ、あるいは人には見られたくない写真や文章や動画。パソコンやスマホはこうしたプライバシーデータの宝庫でもあります。こうしたデータを第三者に覗かれないための最も有効な方法は、データを暗号化してしまうことです。ファイルの暗号化は比較的簡単にできるので、暗号化ソフトの導入を実際にやってみます。やることは次の二つです。 – 自分のパソコンやスマホのファイルを暗号化する – ProtonMailを使ったメールサーバの暗号化とその活用 暗号化されたデータをメールでやりとりするための公開鍵暗号PGP/GPGの導入はちょっとややこしいのですが、その考え方や思想は重要なので今回は概略だけ触れます。 ●オープンソースについて――Linuxをちょっとだけ 自分が使っているソフトが本当 […]

共謀罪と無差別監視社会

************************* <共謀罪と無差別監視社会> 自由なコミュニケーションを手放さないために、 ネット社会の通信の秘密はどうあるべきか? 私たちにできる対抗手段を考えよう! ************************* ★お話と実践:小倉利丸さん(批評家) ★日時:2017年10月20日(金)18:30 ★場所:かながわ県民センター1502号室 参加費:500円 ★対抗手段、レクチャーします。 ノートパソコン、スマートフォンをお持ちください。 ★主催:共謀罪と監視社会を考える会(090-6138-9593) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 共謀罪は6月15日に強行成立、7月11日には施行されました。 今後、私たちは共謀罪のある社会で暮らし、活動していかなけ ればなりません。未遂以前の話し合うことを処罰する共謀罪を 立証するために、治安管理と称した個人や団体活動の情報収集 が行なわれるようになると思います。 スノーデンの暴露によってNSA(米国安全保障局)が情報監 視システム「エックスキースコア」を世界中に張り巡らし、メ ー […]

全てを疑ってみたいと思う

1 選挙なのだが…. 安倍だけが問題なのではなく、安倍政権を支持する「国民」が多数を占めているこの国の「世論」が問題だと思うのだが、こう言うと、投票率の低さからみて、安倍の支持率は過半数にいかないではないか、選挙区の区割りや定数格差などの事情を考慮するとますます安倍支持は少数ではないかという反論がありうる。そうかもしれないが、私は悲観論者なので、むしろこう言いたい。 そもそも、選挙に行かない層は、行く必要性を感じていないわけで、選挙に無関心である理由のなかで、考えられる理由いくつかありそうだ。一つは、現状の政治に特に異論を唱えなければならないほど切実な危機感や批判意識を抱く必然性を実感していないということではないか。この場合、同じような環境にありながら、ある人々は危機感や批判意識をもち、別の人々はむしろ権力に同調し、更に最も多数を占めるかもしれない人々は無関心であるというように、異なる考え方をもつのはなぜなのか、という問題に私たちなりに答えを探さなければならないだろう。 安倍政権が(あるいはより本質的には戦前戦後一貫してなぜ保守・右翼が政権を維持しつづけているのかという問いについての最 […]

カタルーニア独立投票におけるスペイン政府のネットシャット ダウン

スペイン警察による独立投票の弾圧について、投票所周辺への機動隊などによる暴力行為は日本のメディアも報じていますが、インターネットがシャットダウンされたことについてはあまり詳しく報じられていないかも れません。きちんと訳す時間がないので、概要のみです。 今回特徴的だったのは、 (1)どこかのウエッブをシャットダウンするという方法ではなく、カタルーニアの独自ドメイン、.catを管理しているオフィスを差押え、シャットダウンした。このドメインは、referendum.catとかref1oct.catなど、投票に用いられていた。 (2)googleは投票所情報などを提供する投票用アプリの削除を求められた。 (3)有権者の確認に必要なコンピュータシステムがアマゾンによって投票日の最初の数時間閉鎖された。 (4)投票所でのインターネッアクセスができなくなった。 (5)カタルーニアの地域プロバイダから住民投票のサイトへのアクセスがブロックされた。これは9月末から投票日まで続いた。 (6).catだけでなく、住民投票のサイトが広範にブロックされた。このブロックに加担したのは、 – El Pa […]

プロプライエタリ社会をハックする(実践編:その3)

プロプライエタリ社会をハックする(実践編:その3) BY FAU2017年9月14日 ―人文、芸術系のコミュニケーションの自由 世界全体で一日200万人(2015)に利用されているTor(トーア)、ネットアクセスのプライバシー保護に対する人々の関心はまだ高いとは言えませんが、今後重要な技術になってくるでしょう。オープンソース・コミュニティーの人々が技術開発に取り組み、USBメモリーに入れてPCに差し込むだけで使える、インターネットブラウザもフリーで公開されています。また、暗号化により仮想的に専用線を構築するVPN(ヴァーチャル・プライベート・ネットワーク)の技術も確立され、すでに多くの企業/団体が利用しています。 今回のセミナーでは、Torによるプライバシーの保護、VPNによるセキュリティの向上、この2つの技術を同時に利用することで自由なコミュニケーションを獲得する、その方法を試みます。さらにプロプライエタリなSNSを利用せず、コミュニティ内でどのように自由なコミュニケーションをとっていけるかを、自由芸術大学のT.A.Z.サイトの使い方を学びながら考えます。 可能であれば、ご自身のノー […]

小池都知事の朝鮮人虐殺犠牲者追悼メッセージ取りやめに抗議します

以下、レイバーネットから転載します。 小池都知事の朝鮮人虐殺犠牲者追悼メッセージ取りやめに抗議します ・賛同人 小沢信男 (作家) 加藤直樹 (ノンフィクション作家) 香山リカ (精神科医) 斎藤美奈子 (文芸評論家) 坂手洋二 (劇作家・演出家) 島田虎之介 (漫画家) 島田雅彦 (作家) 鈴木 耕 (一般社団法人マガジン9代表理事) 田中正敬 (専修大学文学部教授、歴史学) 永井 愛 (劇作家・演出家) 中川五郎 (フォーク歌手) 中川 敬 (ミュージシャン/ソウル・フラワー・ユニオン) 中沢けい (作家) 中島京子 (作家) 平井 玄 (路地裏批評家) 平野啓一郎 (小説家) 平松洋子 (エッセイスト) 星野智幸 (作家) 森まゆみ (作家・編集者) 山本唯人 (東京大空襲・戦災資料センター主任研究員) 吉野 寿 (ミュージシャン/eastern youth) (以上、アイウエオ順、敬称略) 私たちは、9月1日に行なわれた朝鮮人虐殺犠牲者追悼式典に対しての追悼メッセージ送付を取りやめた小池百合子都知事の決定に、抗議します。多民族都市・東京の多様性を豊かさとして育んでいく上で、関東 […]