映画『山谷 やられたら やりかえせ』10月27日 plan-B 定期上映会

「山谷」制作上映委員会のウエッブから転載します。 10月27日 plan-B 定期上映会 天皇制ナショナリズムとグローバル化する極右=排外主義〉と抗うために! 講演 / 小倉利丸(現代資本主義論) この映画が作られてから30数年。資本と国家はどう変わっただろうか? 使い捨て自由な〈労働力市場〉として形成されてきた釜ヶ崎や山谷などの《寄せ場》は、「支配権」をめぐる闘いから、生存を維持する闘いを経て、ジェントリフィケーション(都市「再開発」)攻撃の下で「なきもの」にされようとしている。もともと 《寄せ場》は「なきもの」とされてきており、必要なのは〈労働力〉であって〈人間〉ではなかった。その存在が社会的に「認知」されたのは唯一《暴動》によってで あった。それも治安問題と差別の対象としてで、そこで多くの労働者が「野たれ死に」していることは隠されてきた。なぜか? その存在そのものが資本主義の矛盾の集積場であるからだ。そしてそこでの《反乱》は資本主義批判そのものであったからに他ならない。 「そもそも今の社会の仕組みを批判すること自体が非現実的であり、現にあるシステムを受け入れざるを得ないのではない […]

ナショナリズム、天皇制、オリンピック――「歓待」のレイシズム

●ナショナリズムと文化 オリンピックと代替り、この二つの国策としてのメガイベントの共通項として、ナショナリズムと文化の二つを抽出できると思う。ナショナリズムとは、国民主義、民族主義、国家主義という三つの要素が絡みあったものとして日本語に訳しにくいものだ。しかし、同時にこれら三つの側面を含むナショナリズムであるからこそ、この言葉が近代国民国家の問題を的確に論じる上で有効な概念にもなるのだと思う。1 他方で、文化とは、合理的な説明を超越して、人々の感情や価値観、世界観などに意味を与えるものを指している。科学や理屈とは異なる人々が当然のこととして前提して理解したり感じたりする枠組である。人々が漠然とイメージしている「日本の伝統」とか「日本人」とかといった観念を具体的に支えている個々の事がらや出来事は、文化の重要な側面である。以下で述べるような祝祭イベントとの関係でいえば、文化のなかでも「美学」的な要素、「美」的な感情の問題が重要になる。 ●ネガティブな出来事とポジティブな出来事 異例で大規模な「国家的」と呼ぶことができる出来事には二つの真逆なベクトルをもったものがある。一つは、戦争や大災害の […]

10月2日:第二回『絶望のユートピア』 (桂書房) を枕に 社会を変える夢を見るための連続講座 (第2期)

ATTAC首都圏主催の連続講座の二期目第二回の案内です。わたしの『絶望のユートピア』からいくつかテキストを選んで参加者のみなさんと議論します。以下案内を転載します。 会場は ATTAC Japan (首都圏) 千代田区神田淡路町 1-21-7 静和ビル 1 階 A 地下鉄「小川町」B3出口。連合会館の裏手です。 地図 第2回 10月2日 (火) 19 時~ 「ナショナリズムの終焉へ向けて」 (PDFはこちら) 右翼の歴史認識の源流ともいえる林房雄の『大東亜戦争肯定論』批判の文章。世界規模で跋扈する極右やネオナチの「保守革命」にも通じる世界観について考えてみます。 当日配布資料から(PDF) 第3回 11月13日 (火) 19 時~ 「社会主義にとってフェミニズムとは何であったのか 」 資本主義の搾取の廃絶によって性差別も人種差別も解消できるほどジェンダーの問題は簡単なものではありません。階級と性の問題を、フーリエやエドワード・カーペンターなど 19 世紀の時代の社会主義の思想と運動に立ち返って考えます。 第4回 12月11日 (火)19 時~ 「グローバル資本主義の金融危機と<労 […]

〈「平成」代替りの政治を問う〉 第7回  東京オリンピックと「生前退位」―ナショナリズム大イベントがねらうもの

PP研からのお知らせ : 〈「平成」代替りの政治を問う〉 第7回  東京オリンピックと「生前退位」―ナショナリズム大イベントがねらうもの 〈「平成」代替りの政治を問う〉 第7回 東京オリンピックと「生前退位」―ナショナリズム大イベントがねらうもの 問題提起:小倉利丸さん(「オリンピック災害」おことわり連絡会) :宮崎俊郎さん(「オリンピック災害」おことわり連絡会) :天野恵一さん(反天皇制運動連絡会) 次回 2018年 9月15日(土) 15時~ 場所:ピープルズプラン研究所会議室 参加費:800円 主催・連絡先:ピープルズプラン研究所 2016年7月13日、 NHKのスクープとして〈天皇の「生前退位」の意向〉なるものが大きくマスコミに浮上。翌日からすべてのマスコミが大騒ぎに突入し、直後の宮内庁の「事実ではない」、政府の否定のコメントなど、まったく無視するような情報の大洪水は、8月6日に天皇のビデオ・メッセージが準備されている(安倍晋三首相のコメントもあり)との報道にいきついた。 そして、8月8日に、象徴として〈公務〉を努カする天皇、それの活動を安定的に継承するための「生前退位」希望と […]

(声明)2020東京オリンピック・パラリンピックを理由としたプライバシー権と市民的自由を侵害するテロ対策に反対します

2020東京オリンピック・パラリンピックを理由としたプライバシー権と市民的自由を侵害するテロ対策に反対します 2018年9月6日 盗聴法に反対する市民連絡会 問い合わせ先 070-5553-5495(小倉) hantocho-shiminren@tuta.io JOC、政府、自治体、民間企業そしてマスメディアの報道は、いずれも、2020東京オリンピック・パラリンピック(以下オリンピックと呼びます)のセキュリティ対策を大義名分として、監視社会化を推進する一方で、基本的人権としてのプライバシーの権利や言論・表現の自由など人々の市民的自由が最優先されるべきであることに全く関心をもっていません。 たかだか夏の一ヶ月のスポーツイベントとその準備によって、基本的人権としての市民的自由やプライバシーの権利が、半永久的に奪われる非常に憂慮すべき事態にあることを、訴えたいと思います。 ●オリンピックが歯止めのない監視社会化を招いている 政府は、2017年に「2020年東京大会に向けたセキュリティ基本戦略」や「オリパラ・テロ対策推進要綱」を策定しました。そして現在、政府は、安倍首相を本部長とした「オリパラ […]

小倉利丸著『絶望のユートピア』 (桂書房) を枕に 社会を変える夢を見るための連続講座 (第2期)

ATTAC首都圏主催の連続講座の二期目です。わたしの『絶望のユートピア』からいくつかテキストを選んで参加者のみなさんと議論します。以下案内を転載します。 会場は ATTAC Japan (首都圏) 千代田区神田淡路町 1-21-7 静和ビル 1 階 A 地下鉄「小川町」B3出口。連合会館の裏手です。 地図 第1回2018 年9月18日(火)19 時~ 「オルタナティブの戦後 」 戦後の社会運動のなかで非主流ともいえる様々な運動を通じて、少数とはいえ彼らが切り開いてきた変革への問題意識を考えてみます。 第2回 10月2日 (火) 19 時~ 「ナショナリズムの終焉へ向けて」 右翼の歴史認識の源流ともいえる林房雄の『大東亜戦争肯定論』批判の文章。世界規模で跋扈する極右やネオナチの「保守革命」にも通じる世界観について考えてみます。 第3回 11月13日 (火) 19 時~ 「社会主義にとってフェミニズムとは何であったのか 」 資本主義の搾取の廃絶によって性差別も人種差別も解消できるほどジェンダーの問題は簡単なものではありません。階級と性の問題を、フーリエやエドワード・カーペンターなど 19 […]

はじめてのインターネットラジオ放送

実は、私自身、ネットラジオは全くの初心者です。ですので、参加される皆さんと一緒に、とりあえず「出きる」ところまでやれることをとても期待しています。ことばは、読むこと、書くことだけでなく、話すこと(歌うこと?)、聞くことも大切なことです。話す、聞くことでしかできない可能性をいろいろ工夫するきっかけになればと思います。ネットでラジオ局を開局するときに、iTunesとかYoutubeなど既存のインフラを使うのであれば、netにたくさん情報があります。簡単とはいいますが、文章を書く、メールを送受信する、ネットサーフィンをするといった使い方が中心のユーザにとっては、音声をコントロールして配信すること(特にライブでの配信)ということになると、けっこう厄介かもしれません。 たとえば、 そもそも音声をパソコンに録音したり編集することはどうやってやればいいのか。 複数の話し手の声をパソコンで録音するはどうしたらいいのか。(パソコン内蔵マイクでskypeみたいなのではラジオとしての「音質」にはなりにくいでしょう) 音楽などを流したいけど、どうやって著作権問題をクリアしたらいいのか パソコンからネットにどう […]

(再録)大衆動員に使われた聖火——官僚の描いた日本地図の中心

近代オリンピックと聖火 オリンピックをはじめとする国際的なスポーツ競技は、なぜ国別に勝敗を争い、勝者の属する国家の国旗を掲揚し、国歌を演奏するという勝利の儀礼を行うのだろうか。このあまりにも当り前になっているスポーツ競技の儀礼風景は、観衆に向けられたナショナル。アイデンティティ確認の儀礼であるといっても間違いではない。オリンピックをこうした視点で見ると、すぐれて観衆に向けて組み立てられた動員のイベントであるといえる。オリンピックの競技それ自体は、選抜されたスポーツ選手による国家間の競争として展開されるわけで、競技に参加しない多くの人びとは、観衆として受動的な立場におかれる。これに対して、オリンピック競技に付随するさまざまな行事の中では、観衆が主役の位置をしめる仕掛けが登場する。とりわけ、聖火をめぐる一連のイベントは、その規模と動員のあり方からみて、大衆動員のメインともいえるものだ。 聖火が近代オリンピックに登場するのは、ナチスによるベルリン大会が最初だ。ナチス参謀本部は、聖火リレーコースを軍事侵略のためのルート調査として利用した。しかし、戦後、一時期廃止論も出たとはいえ、聖火リレーがも […]

弾圧に抵抗した100年前のアーティストたち――エロシェンコと宮城与徳と大杉栄

ふくおか自由学校から転載します。 アジア太平洋戦争前から戦中まで、活動家たちは国家権力側に監視され続けました。そんな弾圧のなか、したたかに抵抗をみせた二人のアーティストたちにスポットをあてます。盲目の詩人であるワシリイ・エロシェンコと、沖縄出身の移民青年画家・宮城与徳。更に、恋と革命に生きた大杉栄にもつながるのはアナキズム、そしてエスペラント語。100年前に描かれた言葉やキャンバスが現代に蘇り、希望が投射される時間です。 問題提起 小倉利丸(おぐら・としまる)さん 1951年生まれ。経済学者、評論家。富山大学名誉教授。 専門は現代資本主義論、情報資本主義論。監視社会に対する 批判的な視点から研究・発言を続ける。 著書に『絶望のユートピア』(2017年、桂書房)など多数。 日時   2018年 6月23日(土) 開場13:30、開演14:00、終了16:30 会場   あいれふ視聴覚室 福岡市中央区舞鶴2-5-1 あいれふ8F 福岡市営地下鉄空港線「赤坂駅」3番出口より徒歩約4分 定員   66名 参加費  一般 1000円   / 学生 500円 申込み方法こちら >「全講座の紹介ペー […]

プロプライエタリ社会をハックする:セキュリティー・エデュケイション

当初、インターネットは社会を変える民衆のツールとして現れたように見えました。しかし、そのツールはどのような使い方も可能なものでした。猛威を振るう資本の流れは、ドットコムバブルを引き起こし、インターネットを資本に取り込んだのです。それは資本と政府が渇望する民衆管理のツールとして発展し始め、SNSの出現によってその能力は飛躍を遂げています。同時にインターネットの自由の保護に邁進する人たちも現れています。その最先鋒である「Electronic Frontier Foundation(電子フロンティア財団)」が進めるデジタル・セキュリティー・ラーニングサイト「Security Education Companion」を参照しつつ、そのノウハウを共有しましょう。 今回のセミナーの内容 ・Security Education Companionの解説 ・SNSの設定チェック(Facebookの設定) ・Tailsの使い方(起動時に行う設定とデータの保存方法) ※PCとTailsのUSBをお持ちください。予備も用意します(USB代実費)。 日 時:2018年5月18日(金)19:00~21:00 場 […]

戦争を煽るJアラート

(転載に際しての前書き) 下記の文章は昨年(2017年)10月に執筆したものだ。丁度朝鮮半島情勢が緊迫していた時期に、戦争を煽る国内の動員体制の一貫としてJアラートに関心が良せられていた時期である。その後、朝鮮半島情勢の緊張が大幅に緩和されたにもかかわらずJアラートの体制が一貫して維持されている。こうした現状への批判の意味も含めて以下、文章を転載する。 現在日本政府が国内で対応している有事を前提とした「国民保護」を名目とした動員体制は、法制度の枠組も含めて、実質的には戦時動員体制といっていいものだ。この体制は、ポスト冷戦期のグローバル資本主義による旧社会主義圏と第三世界の統合過程がもたらした地域紛争と切り離せない日本の安全保障政策の変質に結果だが、その淵源は、1999年の周辺事態法に遡ることができる。「国民保護」は、2001年「同時多発テロ」を契機に日本が、対テロ戦争の参戦国として、主としてロジティクスの一端を担うことを鮮明にして以降の日米同盟の質的な変化に対応した国内体制の整備であった。法制度でいえば、2003年以降たてつづけに成立した武力攻撃事態対処関連法、有事法制関連法などだが、 […]

集会ご案内:5月12日(土)「安倍改憲」と「祝・明治150年」問題

手前味噌ですいません。以下、主催者からの案内を転送します。 お近くの方は是非いらしてください。わたしは憲法学者ではないので憲法 学的な話は一切しません。(できません) 突っ込みどころ満載な話しにな ると思います。 2018年度 第1回「集い」 ご案内 「安倍改憲」と「祝・明治150年」問題 「安倍改憲」の強い意欲と、この「明治150年記念」キャンペーンをつなぐ串刺しは何?何やらら「におい」を感じませんか? 憲法記念日後ですが、論説・問題点指摘をいただき、共に考え交流してみませんか。 ぜひ、ご参加を! ■日 時 5月 12日・土  13:30~16:30 ■場 所 市川市文化会館(下図参照) 第5会議室 ■お 話 小倉利丸さん (富山大学名誉教授) <プロフィール> 1951年~  東京都生れ 法政大学卒 東大大学院経済学研究科中 退 経済学者(現代資本主義論) 現代社会論研究者 教育者 評論家 富山大学経済学部教授(2005年~) (著書)「多様性の全体主義・民主主義の残酷 9・11以降のナショナリズム」(2005年 インパクト出版社)「抵抗の主体とその思想」(2010年 インパクト出 […]

声明 知的財産戦略本部・犯罪対策閣僚会議による「インターネット上の海賊版サイトに対する緊急対策」に反対する。

以下、JCA-NETの声明を転載します。海賊版サイトへのブロックの問題はこの声明のなかで指摘されていますが、こうしたブロックが公権力とプロバイダーによって恣意的に行なえる土台が構築されかねない極めて危惧すべき政策だと考えます。 声明 知的財産戦略本部・犯罪対策閣僚会議による「インターネット上の海賊版サイトに対する緊急対策」に反対する。 2018年4月23日 JCA-NET理事会 東京都千代田区外神田3-4-10 神田寺ビル4階D 問い合わせ先 小倉利丸(理事) toshi@jca.apc.org 4月13日、政府の知的財産戦略本部・犯罪対策閣僚会議は「インターネット上の海賊版サイトに対する緊急対策(案)」を公表した。(以下「緊急対策案」と呼ぶ) この緊急対策案は「昨今運営管理者の特定が困難であり、侵害コンテンツの削除要請すらできない海賊版サイト(例えば、「漫画村」、「Anitube」、「Miomio」等のサイト。)が出現し、著作権者等の権利が著しく損なわれる事態となっている」と現状を分析した上で、「インターネット・サービス・プロバイダ(lSP)等による閲覧防止措置(ブロッキング)を実施 […]

私たちのサイバーセキュリティを! 共謀罪で萎縮しないための実践セミナー

以下の文章は4月2日に開催された同名の集会で配布したものです。発言の機会を与えてくださった主催者に感謝します。 1 はじめに 共謀罪反対運動は、下記のような批判を共謀罪に投げかけてきました。 「普通の市民団体や組合が組織的犯罪集団に!! 政府・法務省は、共謀罪はテロリスト集団や組織的犯罪集団が対象であり、普通の団体には適用されないといっていますが、これはウソです。法案には組織的犯罪集団とはどういう集団なのかなどの規定はありません。市民団体、組合、会社などの団体のメンバーが一度共謀したと判断されればその団体は組織的犯罪集団とされます。共謀罪は思想・意見・言論を処罰し、結社=団体を規制する、現代の治安維持法です。(2017年4月6日 日比谷集会呼びかけ)」 わたしは、こうした反対運動が提起した共謀罪反対の危惧を、共謀罪推進側が言うような、単なるプロパガンダだとは考えていません。皆さんもまたそうだと思います。わたしたちが市民的な自由や人権のために闘えば闘うほどわたしたちは組織的犯罪集団とみなされることになる。そうした環境のなかにいるのだ、ということを冗談でも誇張でもなく受け止めて、闘い方に創 […]

私たちのサイバーセキュリティ講座 共謀罪で萎縮しないために

市民活動、組合、会社などの団体のメンバーが一度共謀したと判断されれば、その団体は組織的犯罪集団とされます。私たちは、そうした環境の中にいるのだということを、冗談でも誇張でもなく受け止めて、闘い方に創意工夫を凝らすことが必要になってきたのです。 お話し: 小倉利丸さん (おぐら としまる) 批評家。専門は現代資本主義論、情報資本主義論。富山大学名誉教授。 共謀罪に対抗して私たちの自由を防衛するためのサイト https://antisurveillance.researchlab.jp/ 著書:『絶望のユートピア』 (桂書房) 共著:海渡雄一『危ないぞ共謀罪』(樹花舎) 2018年4月2日(月)19:00〜21:00 中野区産業振興センター2階セミナールーム1(45人) 施設概要・アクセス 会場の都合で先着順 資料代:500円 共催:安倍政権にNO!東京・地域ネットワーク 草の根市民広場 問合せ: 090-8311-6678

Good bye 商用SNS!! Kick out リーガルマルウェア!!

facebookは5000万件の個人データを不正にCambridge Anaryticaという調査会社に渡し、このデータが米国大統領選挙のために不正使用させた疑いがもたれています。トップのザッカーバーグは、不正行為を認めて謝罪する事態にまで発展し、facebookボイコット運動が拡がりはじめています。他方で、昨年以来、米国ではあらためて政府捜査機関による合法的なマルウェアを利用して大量の個人情報を盗み出す捜査手法に批判が集っています。ここ日本では、民間のビッグデータを扱うIT産業とマイナンバーのような個人情報を一元的に管理する政府のシステムとが私たちのプライバシーやコミュニケーションの自由を脅かす危険な状況になっています。4月のセミナーでは、こうした事態について簡単に概要を参加した皆さんと共有しながら、自分の使っているパソコンやコミュニケーション環境をどうしたらいいか、具体的な対策を議論します。 ・facebookのボイコットをマジに議論します。金儲けや国家安全保障を理由に私たちの個人情報を売り渡すようなSNSと決別して、何を使うか。どうすべきかを考えます。 ・捜査機関が使う合法マルウ […]

国による「大嘗祭」および天皇の「即位」にかかるすべての儀式の撤回要請

以下、安倍靖国参拝違憲訴訟の会・東京の要請文を転載します。 内閣総理大臣安倍晋三 様 宮内庁長官   山本信一郎 様 私たちは、「大嘗祭」および天皇の「即位」にかかるすべての儀式を国が行う事について、政府の方針を撤回されるよう要請します。 2018年3月26日 安倍靖国参拝違憲訴訟の会・東京 http://seikyobunri.ten-no.net/ 政府は、天皇退位と新天皇即位の日程を、それぞれ2019年 4月30日、5月1日と決め、2019年秋に予定されている「即位式」「大嘗祭」の日程も決まりつつあることが知らされています。そして官房長官を長とする政府の「式典準備委員会」は、 「即位礼正殿の儀」および、「剣璽等承継の儀」をはじめとする5つの「即位の礼」関連儀式を国事行為とし、「大嘗祭」については、「宗教上の儀式としての性格を有するとみられることは否定できない」としながらも、「極めて重要な伝統的皇位継承儀式で公的性格があり、費用を(公金である)宮廷費から支出することが相当」としました。国事行為であれ、公的行為であれ、現実に国の予算が支出され、国の儀式としてなされることに違いはありま […]

プロプライエタリ社会をハックする──ビッグデータの光と影

BY FAU2018年2月22日 ◎ターゲット・マーケティングの戦略◎ 今回のセミナーは特別ゲストをお呼びして、ビッグデータの集め方やターゲット・マーケティングの技法をトークしてもらいます。その方法を知ることで、資本への隷属から逃れるプライバシーの守り方を学びます。 トークの時間は1時間程度です。前後にLinuxインストールや暗号化のおさらいをしますので、PCをお持ち下さい。 ★トークゲスト:池田佳穂 広告代理店の開発本部でターゲット・マーケティングに従事。現在はアートセンター・オンゴーイング、TERATOTERAで翻訳のほか、海外アーティスト対応など行う。3月より定期的になんとかバー「池田バー」店主。版画女子デビューも果たす。 日 時:2018年3月2日(金)19:00~21:00 場 所:素人の乱12号店|自由芸術大学 杉並区高円寺北3-8-12 フデノビル2F 奥の部屋 参加費:投げ銭+ワンドリンクオーダー サポーター:小倉利丸、上岡誠二

憲法とナショナリズム――近代国民国家が抱える構造への批判

1 はじめに――近代150年の断絶と継続 1.1 一貫性の構造 「明治150年」が端的に象徴している時間の観念は、近代を天皇の即位と死の循環によって表象する元号という「暦」の尺度のなかで規定しようとするイデオロギー的な時間の観念である。 日本の近代を明治元年に出発点を求めることが妥当かどうかという問題を脇に置くとして、直ちに日本の近代をのっぺらとした150年という時間のなかで、ある種の一貫性をもった統治機構として位置づけようとすることは、1945年を重要な分水嶺とする認識――これは戦後憲法の理念を肯定し、旧憲法を否定する歴史認識と不可分だろう――と明らかに衝突する。 たぶん政治学者や歴史学者であれば、戦前と戦後という重要な分水嶺を軽視した150年の連続性を端的に象徴する「明治150年」には強い違和感を感じるに違いない。私もまた、こうした違和感を共有するが、しかし、支配者がこの戦前と戦後の分水嶺をあたかも無視するかのようにして喧伝する「明治150年」を単なるイデオロギーの問題、つまり物質的な基礎を伴わない空論の類いだとして退けることも間違っていると思う。 現在の日本の状況を判断するときに […]

貨幣と市場の政治学

1 はじめに――貨幣と資本主義批判 1.1 生存の構造と資本主義的市場経済 人間が社会集団を構成して持続的に世代的な再生産を維持し、一定の人口(増減はあってもいいが)を維持することができるために、「経済」と呼びならわされてきた仕組みが、どの時代、どの社会にあっても組み込まれていなければならなない。(これを「経済」と呼ぶ必要はかならずしもないが) 経済は、人々の生存を維持する上で必要なモノを生産、供給するためのものであるから、市場経済だけを意味する必要もないし、家族(親族)組織のように、近代社会では経験的に「経済」とは呼ばれない組織も、見方を変えれば生産や供給に関与しているれっきとした経済システムの一部を担うものだと理解する必要がある。いかなる組織、制度、集団もそのほとんどが何らかの意味で経済の機能を果しているのだ。同様に、社会は人々を統治するためにシステム(一般に政治と呼ばれるが)を組み込んでいるが、政治のシステムもまた、行政、立法、司法の諸組織だけを意味しているのではなく、一般に経済の組織とみなされている資本や労働の組織や制度もまた統治機構としての役割を担う。家族もまた親密な集団を組 […]