文化・伝統のレイシズム

1 生前退位「お言葉」のレイシズム 何度も議論され、批判もされてきた明仁の生前退位表明だが、あえてもういちど下記の文言をとりあげてみたい。 即位以来、私は国事行為を行うと共に、日本国憲法下で象徴と位置づけられた天皇の望ましい在り方を、日々模索しつつ過ごしてきました。伝統の継承者として、これを守り続ける責任に深く思いを致し、更に日々新たになる日本と世界の中にあって、日本の皇室が、いかに伝統を現代に生かし、いきいきとして社会に内在し、人々の期待に応えていくかを考えつつ、今日に至っています。 明仁が「国事行為を行うと共に」と述べていることに注目したい。彼は天皇に国事行為以外に天皇の重要な役割があることを明言した。そのあとに「日本国憲法下で象徴と位置づけられた天皇の望ましい在り方を、日々模索」と続ける。憲法では象徴天皇の国事行為は、内閣が責任をもって助言して行なわれる国事行為であるはずだ。しかし、明仁はそのようなものとして天皇の象徴的行為を考えていない。憲法の枠に縛られた国事行為の外にも、天皇が主体となる象徴的行為があることを明言した。これは、象徴としての天皇の行為は、憲法によって制約しえない […]

神奈川:2月15日(土)14:00~16:30 市民監視の強化にどう向き合うか!

2月15日(土)14:00~16:30 市民監視の強化にどう向き合うか! 会場:日本キリスト教団蒔田教会礼拝堂(地下鉄蒔田駅徒歩3分)(アクセス) 参加費300円 講師:小倉利丸さん 共催:日本キリスト教団神奈川教区・秘密保護法反対特別委員会、非密保護法廃止へ!戸塚区実行委員会

【案内】「代替わり」に露出した「天皇神話」を撃つ! 2・11反「紀元節」行動

2019 年の一年をかけて展開された天皇「代替わり」儀式。それは、象徴天皇制の下で、隠されている皇室祭祀が、天皇制を支えるもう一つの柱にほかならないという事実をさらけだした。一連の「代替わり」儀式のなかで露骨に浮上した「天皇神話」は、しかし以外と無批判に受容され、人びとの日常意識にすり込まれていった。それは、天皇の神聖性を通して日本国家の神聖性を自明のものとする、国家主義の攻撃でもある。こうした攻撃にひとつひとつ反撃し、さまざまな視点から天皇制を問い続けていこう。 まずは、神話上の建国の日とされる2.11 反「紀元節」行動へぜひご参加下さい。   講 師 小倉利丸 さん(批評家) [日 時] 2月11 日(火・休) 13:15 開場(13:30 開始) [会 場] 文京シビックセンター区民会議室・4Fホール(地下鉄後楽園駅・春日駅) *集会後デモやるよ! 主催 ●「代替わり」に露出した「天皇神話」を撃つ! 2.11 反「紀元節」行動

表現の不自由展はなぜ中止されたのか

以下の「メモ」は2019年12月28日に開催された人権と報道連絡会の集会で配布したものに若干の修正を加えた。なお、「表現の不自由展再開が抱えた問題」も参照していただきたい。このメモでは簡単にしか言及されていない事にも触れている。また以下で批判の対象にしているのは、あいちトリエンナーレ検討委員会「表現の不自由展・その後」に関する調査報告書(案)」(2019年12月18日)のなかの「全体的所見」である。報告書には各委員の個別の見解なども示されているが、これについては言及していない。この報告書については津田大介による反論が公開されている。また、表現の不自由展実行委員会による意見も検討委員会のサイトに掲載されている。 Table of Contents 1. なぜ展示は中止せざるをえなかったのか 1.1. 構造的な背景 1.2. 電凸から中止に至る経緯のなかで誰がサボったのか 1.3. 推測される中止の構図 2. 反知性主義 2.1. インターネットとSNS 2.2. 作品の意図とは 2.3. 展示中止による偏見の蔓延 2.4. ネット発信禁止は間違った方針だった 2.5. 無視されたネット署 […]

表現の不自由展再開が抱えた問題

* はじめに 名古屋市で2019年8月1日から10月14日まで開催されたあいちトリエンナーレ2019に出品された」表現の不自由展・その後」(以下、不自由展と呼ぶ)が開催三日にして展示中止とされ、約2ヶ月間の展示再開をめぐる攻防を経て、ようやく再開にこぎつけたのが10月8日だった。 展示中止をもたらした脅迫や抗議の電話などは「平和の少女像」(キム・ソギョン、キム・ウンソン作)と「遠近を抱えてPartII」(大浦信行作)に集中した。政治家たちの発言も中止に影響した。菅官房長官は「補助金決定にあたっては、事実関係を確認、精査して適切に対応したい。」と述べ、河村たかし名古屋市長も「表現の自由は、憲法第21条に書いてあるが、絶対的に何をやってもいいという自由じゃありません。表現の自由は一定の制約がある」「市民の血税でこれをやるのはいかん。人に誤解を与える」などの批判を繰り返した。また、展示中止後には、あいちトリエンナーレに助成金を支出している文化庁が助成金を支出しないことを決定し、更に助成金支出のガイドラインの見直しまで行なわれ、この過程で文化庁の助成金審査などに携わってきた委員が複数名抗議の辞 […]

2019/12/16 (横浜)海賊版サイトアクセス・ダウンロード犯罪化問題を考える

盗聴法に反対する市民連絡会定例学習会 海賊版サイトアクセス・ダウンロード犯罪化問題を考える 安倍政権は、通常国会に海賊版サイトへのアクセス遮断やダウンロードの犯罪化を目的とした著作権法の改正を提出する準備を進めています。この問題は、前回の通常国会でその成立が断念されたいわくつきの問題です。 マンガなどで著作権者の許可なくコンテンツをネットに公開したり、こうしたコンテンツをダウンロードする行為が、著作権法に抵触することから、違法な犯罪として取り締ろうとする狙いは、一見すると、正当な犯罪取り締まりだとみなされがちです。前通常国会で法案成立が見送られたように、この問題は私たちの知る権利や表現の自由に深く関わり、政府による更なる表現規制に道を開きかねないのです。 海賊版サイトへのアクセス遮断やダウンロード規制の考え方は、違法とみなされるサイトへのアクセスやコンテンツのダウンロードは犯罪である、とする考え方に基いています。将来的には、著作権法に限らず、より幅広く政府や捜査機関が違法とみなすサイトへのアクセスを遮断したり、ダウンロードを犯罪とするような取り締まりに道を開く危険性があります。特に、共 […]

11月30日:学習会「監視社会化に、どう向き合うか ~あなたも、私も、監視されている?~」

学習会「監視社会化に、どう向き合うか ~あなたも、私も、監視されている?~」 神奈川県川崎市/主催:秘密保護法を考える川崎市民の会 14:00~16:30(開場13:30)/場所:川崎市多摩市民館5階 第1+第2学習室 (会場まで:南武線登戸駅から徒歩10分、または小田急線向ヶ丘遊園駅北口から徒歩5分) 講師:小倉利丸さん(もと富山大学教員) 参加費:資料代として500円 問合せ:矢沢 090-6108-6568 一緒に考えましょう●オリンピックでテロ防止を口実に監視カメラが急増!(500万台にも迫る?)●秘密のメールも見られている!?●マイナンバー、クレジットカードを普及させたい政府●内緒の電話も聞かれている!?●スマホで、あなたの位置も知られる!●個人情報が企業、政府に収集され、監視社会がすぐそこに!/小倉利丸さんプロフイール:JCA-NET代表。これまで、監視社会反対の立場から、盗聴法や共謀罪の反対運動などに関わってきた。元富山大学教員。著書に『絶望のユートピア』(桂書房)、『デモはラブレター』(監修、樹花舎)『グローバル化と監視警察国家への抵抗 戦時電子政府の検証と批判』(共著 […]

危い!! IoT調査の狙いは何か? 5G時代の監視社会に対抗する私たちの取り組みを探る

日時:9月24日(火) 18時30分から 場所:神奈川県民センター711号室 横浜市神奈川区鶴屋町2-24-2(横浜駅西口徒歩5分) お話し:小倉利丸(市民連) 参加費:500円 問い合わせ先 090-2669-4219(久保) メールhantocho-shiminren@tuta.io IoT機器と呼ばれる機器が家庭や職場などで急速に普及しはじめています。これは、家電製品や通信機器などをインターネットに接続してデータを収集する機能をもっています。このIoT機器のセキュリティが脆弱であることを理由に、今年から5年間かけて政府は、NOTICEと呼ばれるIoT機器への侵入調査を開始しています。6月に実施状況報告が公表されましたが、現在も調査は続いています。 IoTの普及によって、インターネットの役割は大きく変質します。ネットワークに接続された様々な機器類が人々に「便利」や「効率性」を提供する一方で、私たちの生活全体を詳細に把握できる監視網にもなりかねない危険性もはらむようになっています。この傾向は、次世代通信網の5Gの普及によって更に促進されようとしています。GAFA(Google、Ama […]

刊行トークイベント「デモってラブレター︎ 福岡サウンドデモ本人訴訟顛末記」

日時:9月12日(木)開場18:00/開演18:30/終了20:30 会場:エスパスビブリオ(東京都千代田区神田駿河台 1-7-10 B1F 03-6821-5703)JR総武線・中央線御茶ノ水駅徒歩6分 スピーカー: いのうえしんぢ(編者)/古瀬かなこ(編者)/小倉利丸(監修者) 参加費:2000 円(いのうえしんぢ作ポストカードのお土産付) 予約先:info@espacebiblio.superstudio.co.jp       Tel. 03-6821-5703 件名「9/12表現の自由はどこへトーク希望」お名前、電話番号、 参加人数をおしらせください。 ※終了後懇親会:参加費500円・ワンドリンク付 ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓ 本の情報  ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓ 「デモってラブレター︎ 福岡サウンドデモ本人訴訟顛末記」 監 修:小倉利丸 編 集:福岡サウンドデモ裁判原告団 出 版:樹花舎 販 売:星雲社 使 用:A5判、並製、184ページ 定 価:1200円+税 送 料:180円(1冊の場合。2冊以上は要相談) 注文先:福岡地区合同労組Tel/Fax […]

復旧しました(お詫び)

先月から2週間ほどブログがエラーで停止してしまいました。ご心配をおかけしました。ちょうどあいちトリエンナーレの「表現の不自由展・その後」の展示中止があり、私もこの不自由展・その後の実行委員であることもあって、この展示中止と関連しているのではないかとのご心配もあったかと思いますが、純粋なWordPressのプラグインの不具合によるものでした。 「表現の不自由展・その後」実行委員会のオフィシャルウェッブは下記 http://www.fujiyu.net/fujiyu 展示再開に向けて多くの皆さんが、自発的なアクションを展開していただいています。本当にありがとうございます。

デジタル監視社会としてのSociety5.0批判

目次 1. コンピュータに社会を描くことはできるのか 1.1. 安倍の世界経済フォーラムでのスピーチ 1.2. スピーチが隠していること 1.3. 私たちは「石油」ではない 1.4. 情報フェティシムズ:データが「資源」となり、私たちはもはや生身の人間としては扱われなくなっている 2. 5G、AI、IoT(5AI)は悪夢のトライアングル 2.1. グローバル資本主義の覇権を狙う日本政府の戦略 2.2. 隠蔽される問題群 2.3. そもそも問題の根源はコンピュータ科学の社会認識の枠組みにある 3. いったいどのようなことが現実に可能なのか。 3.1. 政府が描く「スマートハウス」―現代のビッグビラザー? 3.2. スマートホームを支えるイデオロギーとしての温情主義的な家族国家観―デジタル天皇制? 4. 捜査機関はどこまでの技術をもっているのか 5. コンピュータが理解する社会と私たちが理解する社会の本質的な違い 5.1. Society5.0の抽象的な「人間」モデル 5.2. 実際の社会は矛盾や摩擦があり、AIもまた差別する 5.3. 政治的異議申立ての「犯罪化」がすすむ? 5.4. コ […]

ProtonMailをめぐる疑念から、問題の深刻さを考えたい

先月からProtonMailをめぐってネット上での議論が起きています。やや沈静化した模様ではありますが、私も含めてProtonMailを使っている方もいるので、ちょっと書きます。 発端は、Martin Steigerというスイスの法律家がブログに、ProtonMailが令状なしで、リアルタイム盗聴に協力しているのではないか、ということを書いたことにあるようです。 ProtonMail voluntarily offers Assistance for Real-Time Surveillance この記事で彼は、チューリッヒのCybercrime Competence Center の検察官、Stephan Walderが昨年5月に刑法、刑訴法デジタル化のセミナーで、たまたま、捜査機関にとって都合のよい実例として、ProtonMailがリアルタイムの盗聴に令状なしで協力していると言及しました。 これに対して、ProtonMailはその事実を否定し、セミナーで発言したとされるWalderも、不正確な引用だとして、否定しました。 ●スイスにおける監視法制の改悪 Steigerは、スイスの法 […]

Statewatch:盗聴なき世界? 公式文書、5G技術が「合法的傍受」に及ぼす影響に対する懸念を強調

このレポートについては、先に「EUにおける盗聴捜査をめぐる新たな動き(5G、IoTの動向踏まえて)」として投稿したStatewatchのプレスリリースで言及されているものです。 なお、5Gについての技術的な記述については、服部武、藤岡雅宣編『5G教科書』(インプレス)を参照してください。 ================ 分析 盗聴なき世界? 公式文書、5G技術が「合法的傍受」に及ぼす影響に対する懸念を強調 Analysis A world without wiretapping? Official documents highlight concern over effects 5G technology will have on “lawful interception” Chris Jones June 2019 はじめに 現在、西欧諸国に設置されている5G通信インフラストラクチャを管理している中国のテクノロジー企業Huaweiが、メディアと政治の大きな問題となっている1。しかし、5Gは同時に、ヨーロッパの治安当局の間でパニックを引き起こしている。法執行機 […]

EUにおける盗聴捜査をめぐる新たな動き(5G、IoTの動向踏まえて)

以下、簡単なコメントのあとに、英国の反監視運動団体、Statewatchの記事(プレスリリース)を転載します。 (コメント) 5Gへの移行は同時にIoTの普及でもあり、私たちは、単純に監視社会化が進むと考えてきましたが、捜査機関からすると、従来の盗聴捜査が不可能あるいは時代遅れになる危険性があるとみており、法制度による対応や、そもそもの5Gの技術が法執行機関の盗聴が可能なのような技術仕様にすることを、国際的な技術標準に盛り込むことをも画策しているようです。こうした動きが、EUであり、英国が同調していれば当然、米国や日本も同調するでしょう。5Gの技術で支配力をもつ中国のHuaweiがやっかいな存在だと考えられているのもこうした文脈から理解するべきなのかもしれません。 また、日本のIoT調査もこうした監視技術の確保のための実験という側面があることは前から疑念がもたれていましたが、それが国際的な文脈も更に背景としてあるとすると、5G、IoTなどと監視社会問題の広がりはかなり大きいように思います。 早晩日本でも5GとIoTを念頭に置いた盗聴法や関連する監視法制の改悪は必至と思います。 EUの個 […]

G20批判

Table of Contents 1 はじめに 1.1 G20とは何なのか―外務省の解説 1.2 変質しつつあるG20 2 G20と国際関係 経済の政治学 2.1 ポスト冷戦の資本主義が抱え込んだ危機 2.2 グローバル資本主義の基軸変動によるG20の変質 2.3 G20大阪の議題 3 G20の何が「問題」なのか 3.1 市場と制度の相克 3.2 資本に法制定権力がないという問題 3.3 市場のルールの覇権の揺らぎ 4 G7、G20と対抗する民衆運動 4.1 オルタ/反グローバリゼーションをめぐる運動 4.1.1 運動の多様性と限界 4.1.2 伝統主義というオルタナティブ 4.2 植民地からの独立、ケインズ主義、新自由主義、どれも不平等を解決してこなかった。 4.2.1 現代にも続く「本源的蓄積」過程 4.2.2 グローバルな格差は解決できていない 4.3 メガイベントとしてのG20 5 移民をめぐって 5.1 民衆という主体の不在 5.2 〈労働力〉とはナショナルなものとして構築され、資本は越境する〈労働力〉の流れを生む 5.3 文化的同化 6 情報通信インフラの国際標準をめぐる […]

6.8集会とデモ:ビッグデータがもたらす監視社会、G20デジタル経済・貿易会合への批判

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G20サミットを持続させるな!

G20サミットを持続させるな! 集会やります 日 時 2019年5月17日(金)18:30~ 場 所 文京シビックホール 会議室1(3階)     資料代 500円 G20(金融・世界経済に関する首脳会合)が大阪で6月28、29日に開催されます。アルゼンチン、オーストラリア、ブラジル、カナダ、中国、フランス、ドイツ、インド、インドネシア、イタリア、日本、メキシコ、韓国、南アフリカ共和国、ロシア、サウジアラビア、トルコ、英国、米国、欧州連合(EU)が参加する会議で、G7以上に注目されています。首都圏では、つくばで6月8、9日に貿易・デジタル経済大臣会合が開催されます。新自由主義グローバリゼーションによって金融危機、貧困、気候変動と環境破壊、戦争などを世界中にばらまいてきたG20の国々の多くでは、日米を含め極右が政治の中枢に入りこむようになっています。 発言者 ★藤田康元(戦時下の現在を考える講座、つくば市在住) デジタル技術神話を解体する ★内田聖子(NPO法人アジア太平洋資料センター(PARC)共同代表) 自由貿易にNOを突きつける国際市民社会の運動 ★稲垣豊(ATTAC首都圏) 「造 […]

G20大阪NO! アクション・ウィーク(6月28−29日、大阪)お知らせと賛同のお願い

G20大阪NO! アクション・ウィーク(6月28−29日、大阪)お知らせと賛同のお願い G20大阪NO! アクション・ウィーク実行委員会 代表(五十音順) 斉藤日出治(大阪労働学校アソシエ学長、大阪産業大名誉教授) 高里鈴与(基地・軍隊を許さない行動する女たちの会) 服部良一(元衆議院議員)   6月28−29日に大阪・インテックス大阪でG20サミットが開催されます。日本で初めて開催される2019年G20サミットにあたって、私たちは世界の人々と連帯して、私たちの未来を構想し、実現に向かって着実な一歩を踏み出すための取り組みを呼びかけます。   当実行委員会では、以下の行動を計画しています。 5月11日(土)プレ企画☆小倉利丸さん講演会 □講演:「G20の混迷と私たちの未来」 小倉利丸さん(批評家、ブログ「no more capitalism」を主宰、著書に『絶望のユートピア』など) □海外からのビデオメッセージほか 午後6時半からエルおおさか南館5階ホール 地下鉄谷町線/京阪・天満橋下車・土佐堀通り沿いに西へ300m(松屋町筋との交差点の手前) 参加費500円 5月26日(日) (トラ […]

4/27~5/1 終わりにしよう天皇制!反天WEEK!

天皇制を「平成」で最後にしよう!  いよいよアキヒトが退位し、ナルヒトが新天皇となる5月1日が近づいてきました。 「おわてんねっと」は、すべての皆さんに「終わりにしよう天皇制!反天WEEK」の連日のたたかいへの結集を全力で訴えます。  「平成」の天皇制は、アキヒト・ミチコともに、社会のなかでの活動の幅をひろげてきました。日本国憲法が想定した天皇の役割をはるかにこえて、被災地や各地への訪問を繰り返し、また「慰霊の旅」と称して日米戦の激戦地を巡り、感謝・感激する日本人の姿がマスコミで報じられてきました。  しかし、天皇の微笑みは人々から「抗う力」を奪い、侵略の歴史を忘却することに最も力を発揮してきたのではないでしょうか。天皇制は、日本帝国主義の侵略の歴史を、社会を覆う差別や搾取を、曖昧うやむやにする日本国家最大の仕掛けです。  東京五輪をへて、2020年代の日本社会は、より深刻な状況を迎えるでしょう。私たちがこの困難な時代を、権力者に騙されず「抗う力」をもって生き抜いていくためには、天皇制の呪縛から解き放たれねばなりません。  日本帝国主義がアジアに残した深い傷跡と向き合い、新たに国外から […]