もうこれ以上我慢ならない!──理性を越える情念の革命の復権?

投稿日: コメントするカテゴリー: 書評、映画評、音楽評など資本主義批判

ロルドンの新著の邦訳は『私たちの”感情”と”欲望”は、いかに資本主義に偽造されているか』というものだが、「偽造」というよりもむしろ飼い馴らされた感情に耐え切れずに内破するマルチチュードの激情への熱い期待、とでもいった方がいいような内容であり、理性主義的な資本主義批判への徹底した疑義に貫かれた刺激的な本でもある。 ロルドンがとりわけ槍玉にあげるのが、合理的経済人を前提として組み立てられた支配的な経済 […]