国際ジャーナリスト連盟が東京オリンピックでのGPS監視を批判

以下は6月16日の国際ジャーナスト連盟のウエッブに掲載された記事の訳です。


出典:

Japan: Foreign journalists to be tracked by GPS at Tokyo Olympics

日本 東京オリンピックで外国人ジャーナリストをGPSで追跡調査

東京オリンピック組織委員会の橋本聖子会長は6月8日、外国人ジャーナリストが日本に滞在している間、GPSで追跡されることを発表した。国際ジャーナリスト連盟(IFJ)は、オリンピック組織委員会(OOC)がプライバシーを完全に無視していることを非難する。

OOCは、COVID-19パンデミックの際の安全性を維持する手段として、このGPSモニタリングシステムを導入した。ジャーナリストがこの追跡体制に従わない場合は、オリンピックのアクセスパスが取り消される。

大会を審議する理事会の前に、橋本氏は「登録された場所以外に行かないようにするために、GPSを使って行動を厳しく管理する」と述べた。

GPSによる監視は、報道関係者の携帯電話を追跡して行われ、オリンピック組織委員会は、測位機能をオンにしてデータを保存するよう指示する予定だ。このデータは、必要に応じて主催者に提供される。

大会CEOの武藤敏郎氏は、「現在のCOVIDの状況を考えると、これは許容できる制限だと思う。”報道の自由”とは関係ない」と述べた。

この制限は海外のジャーナリストにのみ適用され、国内のジャーナリストには適用されない。GPSによる監視は、7月23日から8月8日までのオリンピック開催期間中の最初の14日間に行われる。

IFJは次のように表明した。「このような予防措置の実施は、ジャーナリストのプライバシーの権利を否定し、報道の自由を制限するものである。IFJはオリンピック組織委員会に対し、この規制を廃止し、すべての参加者の安全を維持するための代替方法をジャーナリストやその組合と話し合うことを強く求める」

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です