(noazureforapartheid.com)私たちはイスラエルのジェノサイド機械の歯車にはならない:労働者インティファーダの呼びかけ
(訳者まえがき)ここに訳出したのは、マイクロソフト社によるガザのジェノサイドへの共犯を内部告発してきたテック労働者や支援する労働者たちの運動No Azure for Apartheidのサイトに掲載された宣言文だ。日付けはないが、ジェノサイドから22ヶ月という文言があること、そしてここで「解放区」と呼ばれている場所が設置されたのが、2025年8月19日とVerge誌が報じている(日本語訳)ので、今年の8月頃に書かれたものだろう。大学キャンパスの野営キャンプに倣って設置された「解放区」だが、即座にマイクロスフフト社と警察による弾圧が始まる。8月19日、20日、8月26日と連日のように、抗議に参加したマイクロソフトの労働者たちが次々に解雇され、28日には、開放区の抗議行動に参加したユダヤ人労働者が解雇されている。同時に多くの逮捕者も出す。Arab DAily Newsは次のように報じている。「これらの一連の措置には、8月26日の座り込みに参加したアンナ・ハトルとリキ・ファメリの解雇、8月19日と20日の解放区キャンプに参加したニスリーン・ジャラダットとジュリアス・シャンの解雇が含まれる。ジョー・ロペスはMicrosoft Build 2025基調講演での抗議活動、イブティハル・アブサドとヴァニヤ・アグラワルは4月4日のMicrosoft創立50周年記念イベントでの抗議活動、そしてホッサム・ナスルとアブド・モハメッドは昨年10月24日のパレスチナ殉教者追悼集会と募金活動が理由で解雇されている。」以下の声明は、まだこうした弾圧が始まる前に出されたものだろう。この声明はジェノサイド加担企業で働く労働者の共犯性を自問するとともに、労働者への呼びかけだけではなく、マイクロソフト社のサービスの消費者でもある私たち一人一人への厳しい問いかけでもある。マイクロソフト社のジェノサイド加担が、これほどまでに明白であるのに、それでもなお、マイクロソフトのソフトウェアを今まで通り使い続けることでいいのかどうか、とりわけ反戦平和運動が運動の文化のなかでマイクロソフトのサービスを許容する文化をそのままにしていいのか、という厳しい問いかけでもある。なお、この運動の8月の経緯については、Real Change News8月25日のGuy Oronの記事(英語)が詳しいと思う。(としまる)
私たちはイスラエルのジェノサイド機械の歯車にはならない:労働者インティファーダの呼びかけ
解放区より
私たちマイクロソフトの労働者、元労働者、良心あるコミュニティメンバーは、殉教したパレスチナの子どもたちの広場(旧Microsoft東キャンパス広場)の敷地内に解放区を設立する。パレスチナにおける22ヶ月に及ぶジェノサイドをマイクロソフトが積極的に支えていることに対し、この一歩を踏み出すことを選択した。解放区は絶望と極度の緊急性から生まれた。解放区は、嘆き悲しむパレスチナの母たちへの哀悼と、パレスチナのバラバラにされた赤ん坊を目の当たりにしたことから生まれた。解放区は、パレスチナの人々の豊かな人間性への徹底的な愛から生まれた。
今日、私たちはガザからの行動要請に応え、Microsoftのテクノロジーによって支えられたこのジェノサイドを終わらせるために、動員し、対峙し、エスカレートしてゆく。
今日、私たちは、パレスチナ人を非人間化し大量殺戮を可能にするシステムへの加担を拒否する。このジェノサイドへの共犯を拒否する。ジェノサイドを前にしていつもの日常を受け入れることを拒否する。
今日、私たちは反乱を選ぶ。立ち上がることを選ぶ。不服従を選ぶ。そしてパレスチナの全土が解放されるまで、インティファーダの火を掲げ続けることを選ぶ。
今日、私たちはその職と移民の身分と生計と肉体を危険に晒す。パレスチナ人の血の海を止めるには、まさにこの緊急な対処が必要だからだ。世界で最も多くの証拠が残されている初のAI支援によるジェノサイドを、私たちの労働が支えている以上、沈黙を続ける余裕など一秒たりともない。
私たちの労働は、政治的ではなくテクノロジーは中立だ、とよく言われる。しかしMicrosoftは1991年以来、自らのテクノロジーをイスラエル軍、刑務所システム、警察、大学、学校(違法占領下の入植地を含む)に組み込み、アパルトヘイト経済の一翼を担うという積極的な選択をしてきた。これは政治的に選びとられたものだ。現状において、Microsoftのテクノロジーはパレスチナ人が毎日行う何百万もの通話やテキストメッセージの記録を収集・保存する、イスラエルの大量監視兵器を支えている。これも政治的に選びとられたものだ。毎時間、Microsoftが支えるこの大量監視兵器は、パレスチナ人を脅迫し、拘束し、事後的に殺害するのを正当化する目的で私たちは使用する。これもまた政治的に選びとられたものだ。過去22か月間、毎日、Microsoftが支えるこの大量監視兵器は、ガザ地区のパレスチナ人に対する爆撃と虐殺を容易にするために私たちは使用する。これもまた政治的に選びとられたものだ。
端的に言えば、Microsoftとその幹部は、私たちの労働力を搾取し、数百万のパレスチナ人を脅かし、拉致し、虐殺し、傷つけるイスラエルのジェノサイド機械を支えるテクノロジー基盤として自らの地位を固めたのだ。その見返りとして、同じ幹部たちは、パレスチナ人の自己決定権と生存そのものを脅かし続けている、イスラエルの入植者による植民地化プロジェクト——ジェノサイド、アパルトヘイト、追放、民族浄化、戦争——を支え維持することで、数億ドルを稼いだ。
解放区を確立するにあたり、私たちは職場を解放し、労働を取り戻す。パレスチナにおけるジェノサイド及びその他の人類に対する犯罪に加担しうる一切の労働を拒否し、Microsoftに対し以下を要求する:
- イスラエルとの関係を断て
- ジェノサイドと強制飢餓の終結を要求せよ
- パレスチナ人への賠償金を支払え
- 労働者への差別を終わらせろ
解放区を確立するにあたり、私たちは学生インティファーダに啓発され、良心ある全ての労働者に労働者インティファーダへの参加を呼びかける。これはパレスチナ人へのジェノサイドを支えるために自らの労働力が搾取されることを拒否する労働者による革命的蜂起である。77年に及ぶ占領と、現代のホロコーストを22ヶ月以上も目の当たりにしてきた私たちは、もはや空虚な言葉に懇願するのをやめ、代わりに私たちが生活している機関や組織に対し、イスラエルの飢餓と爆撃によるジェノサイド作戦を支える役割を終えるよう強く要求する。
ガザよ、私たちはあなたたちの呼びかけに応える
ガザとパレスチナ全土の人々へ 私たちは、あなたたちのことを見守り、その声を聞き、共に悲しみ、あなたたちのために怒り、反乱を起こす。そして今なお続くイスラエルの飢餓・爆撃・追放というジェノサイド作戦に反対し、無条件の完全な連帯をもって立ち向かう。この世界で道を見失いがちな時代に、あなたたちは私たちに道徳的指針を与え、勇気を示してくれた。私たちはあなた方の家族、友人、愛する者たちの死を悼む。これからの日々、週、月、年、そして数十年にわたり、彼らの生を記憶し、その記憶を尊び、殉教者たちが尊厳と自由の中で今も生き続けられたであろう世界のために闘うために誓う。
「彼らは私を千回殺した
それでも私は生きてみずからの尊厳を創り出すために、何度でも生き延びる」
私は死なない、死なない、私はパレスチナの子どもだ」
タラ・アル・ダナフ(12歳、パレスチナ人詩人、ガザ地区アル・シャティ難民キャンプ出身)
解放区にある殉教したパレスチナの子どもの広場から、飢えと恐怖と苦痛の中で命を奪われたパレスチナの全ての子ども殉教者たちを悼み、称える。私たちヤキーン・ハマドを称える。11歳で殉教した援助活動家でありジャーナリストだ。私たちジャマル・カファルナを称える。飢えにより殺害され、わずか5ヶ月で殉教した。私たちマスク・アル・イフランジを称える。7歳で最年長の姉であり、才能ある芸術家だった。私たちカッサム・アル・ハッジを称える。サッカーに情熱を燃やし、医者を目指す優秀な学生だった。私たちはリタ・アル=ジャニーナを称える。水不足の中、家族にタヤムム(イスラム礼拝前の乾式浄め)を教え、10歳で殉教した。私たちはヒンド・ラジャブを称える。赤新月社に何時間も電話で懇願した後、5歳で335発の銃弾により殺害された。私たちは、10回も避難を強いられた末、7歳で家族と共に爆風に吹き飛ばされた悲劇の主人公シドラ・ハッスナを称える。私たちは、出生証明書すら発行される前に空爆で母親と共に殺害された生後三日の双子、アイセルとアッサー・アブ・アルクムサンを悼む。私たちは数えきれないほどのパレスチナの子ども殉教者たちを称える。Microsoftやその他のジェノサイドで利潤を上げる企業が提供する兵器や武器で殺害された者たちだ。アッラーが汝らの殉教を受け入れ、天国(ジャナト・アル・フィルドゥース)の最高位で美しい鳥として天を舞うことを願う。
私たちは、継続するジェノサイドに終止符を打ち、過去22ヶ月そして77年間にわたり違法かつ正当化不能な形で剥奪されてきた食糧・水・住居・医療・教育・自己決定権・正義へのあなたの権利を完全回復させるため、あなたたちの行動要請に応える。今日の私たちの努力が、即座にイスラエルの強制飢餓キャンペーンを終わらせたりガザ包囲を解除したりしないことは承知している。しかし私たちの行動が、マイクロソフトが製造したような米国製の物理的・テクノロジー兵器の流れを強制的に終わらせ、それらがあなた方を虐殺するために使われることを阻止することで、いかなる形であれ、あなた方の苦しみを和らげ、パレスチナの解放に貢献することを願っている。
解放区の必要性
この行動は、Microsoftが支えるジェノサイドに反対する22ヶ月にわたる闘いの結晶である。22ヶ月間、Microsoftはジェノサイドを可能にし、加速させ、利益を得ながら、その非道で違法なジェノサイド利得ビジネス慣行に異議を唱えた労働者を繰り返し黙らせ、報復してきた。証拠はもはや圧倒的であり、妨害は絶え間なく続いている。そして労働者の圧力は臨界点に達している。それでもMicrosoftとその幹部は労働者の要求に耳を貸そうとせず、必死のPR声明や見せかけの調査の陰に隠れ続けている。
私たちにとって以下のことは明らかである。Microsoftの「道徳的企業」という主張は見せかけに過ぎない。 なぜなら彼らは正しいことをしているからではなく、クラウドやAIという技術兵器を通じてアパルトヘイトを直接支援し、ジェノサイドを推進し、ガザにおける飢餓キャンペーンを助長するために、私たちの労働力を搾取し続けるために方針を変えないのだ。彼らが占領とジェノサイドの経済から撤退するという場合があるとすれば、それは、撤退しないことが自社の利益を損なう時だけである。
だからこそ今日、私たちパレスチナに連帯する労働者たちは、職場で物理的直接行動を起こし、継続するジェノサイドによる利潤の連鎖に終止符を打つという労働者の長い伝統に加わる。世界中の港湾労働者がイスラエル向け武器輸送を拒否し、学術関連の労働者が学生インティファーダに連帯して数週間にわたりストライキを続け、イスラエル虐殺軍に兵器を供給する工場を封鎖する行動を起こした労働者たちに、私たち勇気づけられている。解放区から、私たちは彼らの足跡を辿り、ガザのパレスチナの人々に対するイスラエルの違法なアパルトヘイト体制と継続的なジェノサイドに最も深く関与するテクノロジー企業に対し、行動をエスカレートさせてゆく。そうすることで、私たちは職場を解放し、Microsoftのジェノサイドによる利潤の爪から労働を取り戻す。そして、パレスチナの人々とその国家を消滅させるという目標に私企業がかかわる構造を打ち砕く革命的な労働者主導の勢力を生み出す。
イスラエルによるジェノサイド機械のテクノロジー基盤
34年間にわたり、Microsoftはイスラエル開発センター、イスラエルのサイバーセキュリティ・監視スタートアップ企業の買収、そしてイスラエル軍・刑務所・政府・兵器メーカーとの継続的な契約と深い提携を通じて、アパルトヘイトとジェノサイドの経済に深く根を下ろしてきた。この深い関係は、イスラエル軍へのクラウド技術とAIデジタル兵器の販売を通じて、Microsoftをイスラエルにおけるジェノサイド機械のテクノロジー上の基盤として確たるものにした。
現状において、Microsoftのテクノロジーはガザ地区とヨルダン川西岸地区のパレスチナ人が毎日行う何百万もの携帯電話通話とテキストメッセージの記録を収集・保存するイスラエルの大量監視兵器を支えている。端的に言えば、Microsoftは爆撃、拷問、飢餓を通じて何百万ものパレスチナ人を脅迫し、拉致し、虐殺し、傷つけることを可能にし加速させる兵器を構築したのだ。イスラエルの入植者植民地主義プロジェクトを支える企業機構の一員となる選択肢を前に、マイクロソフトとその幹部はパレスチナの人々とその権利を犠牲にして自らの懐を肥やす道を選んだのだ。
マイクロソフトの労働者よ、私たちの労働を取り戻そう
マイクロソフトの同僚たちへ、私たちこそがこのテクノロジーを構築し、この企業を動かしている者なのだ。ごく少数の経営陣が、私たちの労働力を戦争犯罪がもたらす利潤目的で搾取している。今この瞬間も、私たちの労働はアパルトヘイトを直接支え、クラウドやAIという技術兵器によるジェノサイドを推進し、ガザにおける飢餓作戦を助長している。利潤より人々を優先させるのは究極において、私たちの責任である。しかしそれを実現するには、声を上げてこの非道で違法な共犯関係を今すぐ拒絶し、労働の力[権力]を取り戻さねばならない。
経営陣は私たちをジェノサイドの共犯者に仕立て上げた。彼らは私たちの目の前で嘘をつき、危害はないと主張し、子どもを虐殺するために労働力を搾取した。経営陣は戦争犯罪者と握手を交わし、世界で最もよく知られた初のAI支援型ジェノサイドを可能にするテクノロジーを、それと知りながら提供し、その後も私たちを欺き続けた。彼らの厚かましい言い訳では、パレスチナの人々の名前すら口にできなかった。まさに彼らが虐殺と抹殺を助長している人々であるにもかかわらずだ。
虐殺という犯罪に加担することを受け入れる必要はない。このシステムの一部である必要はない。従う必要はない。ガザの行動要請に応えるために私たちと一緒に立ち上がろう。Microsoftが支えるジェノサイドの犠牲となった無数のパレスチナ人の命を称えるために私たちと共に行動しよう。私たちの労働が、爆撃・拷問・飢餓による数百万パレスチナ人の虐殺を助長することを拒むために、私たちと共に立ち上がろう。大量解雇で私たちの生活を不安定化させつつ巨額の利益を生み出し、AI用データセンター建設で環境破壊を加速させ、最終的にはイスラエル軍・米軍・ICE・パランティアといった組織に労働力を売り渡すことで私たちを搾取し続ける経営陣と対峙するために、私たちと共に闘おう。
- レドモンド及びシアトル大都市圏の労働者よ、解放区で私たちと共に現場に立ち、日常業務を拒否し、職場をイスラエルのジェノサイド機械への組み込みから解放しよう.
- 世界中の労働者よ、どこにいてもMicrosoftへの抵抗をエスカレートさせ、『労働者インティファーダ』の呼びかけに応えよう!声を上げ、職場を離れ、抗議し、ストライキを行い、パレスチナ人ジェノサイドを支える労働力の搾取を拒否することを明確に示そう。
声を上げた結果の代償を考える前に、声を上げないことによる代償を問おう。沈黙の代償を自問しよう。刻一刻と、Microsoftのテクノロジーを用いてイスラエルのジェノサイド機械は、ガザのパレスチナ人を飢えさせ爆撃している。 私たちが行動しないでいる毎秒ごとに、イスラエルは私たちの労働力を利用し、西岸地区でパレスチナ人を追放する民族浄化とアパルトヘイトの継続的キャンペーンを遂行している。この緊急の事態に対処しなければならない。今すぐ、Microsoftが支えるこのジェノサイドに終止符を打たせよう!
良心ある全ての人々よ、Microsoftの共犯関係を終わらせるために私たちと共に立ち上がれ
パレスチナと連帯する全ての人々へ、Microsoftのような共犯企業がイスラエルとの一切の関係を断つ時、パレスチナにおけるジェノサイドと占領は終焉を余儀なくされる。Microsoftは世界で2番目に価値のある企業であり、イスラエルの犯罪に最も深く関与するテクノロジー企業だ。Microsoftをシオニスト国家から切り離すことは、単なる一企業のイスラエルからの撤退をはるかに超える。それは民間企業がイスラエルのジェノサイド・占領・アパルトヘイト経済と絡み合う構造が崩壊するドミノの始まりを意味する。
私たちは、皆さんの声を私たちの声とひとつにし、マイクロソフトに対し直接圧力をかけ、イスラエルのジェノサイドとアパルトヘイトへの企業の共犯を終わらせるよう呼びかける。
レドモンドやシアトル近郊にお住まいの方は、解放区での現地行動に参加してほしい。労働者と地域住民が結束し、私たちが暮らすこの地で進行するマイクロソフトのジェノサイド利益追求型ビジネス慣行を終わらせるために。
もしマイクロソフト本社近くに居住していない場合でも、恐れることはない。マイクロソフトの拠点は世界中に広がり、私たちの革命運動も拡大している。地域社会を動員し、現地で対峙し、抗議行動をエスカレートさせ、行動を起こそう。
- マイクロソフト本社近隣に居住していなくても心配はいらない。Microsoftの拠点は世界中に広がっており、私たちの革命的運動も拡大中だ。最寄りのMicrosoft拠点で、イスラエルのジェノサイド機械に対してMicrosoftが果たす積極的役割に抗議するため、地域社会を動員し、対峙し、エスカレートさせ、地元で行動を起こそう。
- さらに、製品ボイコットや株式からの機関投資撤退を通じて企業の収益基盤を直接標的とし、マイクロソフトに圧力をかけよ う。
現地での動員から財務的撤退、法的追及に至るまで、私たちはマイクロソフトとその幹部への圧力を高めるためにあらゆる手段を用いなければならない。
良心ある労働者よ、労働者インティファーダに参加しよう
世界中の良心ある労働者へ、イスラエルの入植者植民地主義プロジェクトは、数多くのジェノサイドで利益を得る企業群によって支えられている。これらの企業は、違法な占領、アパルトヘイト、ジェノサイドというイスラエル経済から利益を得るために、私たちの労働力を搾取しているのだ。国連パレスチナ地域人権状況特別報告者の報じられている報告にあるように、「占領とアパルトヘイトが終結し賠償が行われるまで、イスラエルとの企業関係は停止されねばならない」。占領とジェノサイドのシステムに加担せずにイスラエル経済と関わる方法など存在しない。
これらの企業がジェノサイドを助長し利潤を得続ける限り、従来通りのビジネスや 通常の労働を容認してはならない。私たちは今この緊急の局面において、ジェノサイドから労働力を完全に切り離し、アパルトヘイトとジェノサイドの経済を助長し利益を得てきた全ての企業と対峙しなければならない。腐敗した経営陣は私たちの労働力を利潤のために搾取して利益を得てきたが、彼らこそが私たちと私たちの労働力に依存していることを忘れてはならない。
ガザは私たち全員に、このジェノサイドを終わらせるための行動を呼びかけている。今こそ全ての労働者がこの呼びかけに応える時だ。ジェノサイドを助長する行為を止めるために、私たちは自身が属する企業や組織に対して立ち上がり、「労働者インティファーダ」に参加しよう。
- 職場に対し、イスラエルやMicrosoftとのあらゆる関係を含む、ジェノサイドに加担する全ての提携関係を断ち切り、投資を引き揚げるよう要求する運動に参加しよう。
- 同僚や地域住民を動員し、日常業務を阻止し、ストライキや抗議行動を組織することで、行動をエスカレートさせよう。
- パレスチナにおけるジェノサイドやその他の人類に対する犯罪に加担しうる業務を一切拒否しよう。
世界は長きにわたり、ガザにおけるジェノサイドの継続を許してきた。今こそ、あらゆる場所で労働者が立ち上がり、イスラエルの占領とジェノサイドの経済へのあらゆる関与を終わらせる時だ。
Microsoftの幹部たちよ、私たちは要求を満たすまでここに留まる
サティア・ナデラ、ブラッド・スミス、テレサ・ハットソン、ムスタファ・スレイマン、ジェイ・パリク、スコット・ガスリー、そして全Microsoftの幹部たちよ、何十万人ものパレスチナ人の血があなたたちの手に付いている。あなたたち自身の労働者2000人以上、良心ある人々数万人、そして最終的には何百万ものパレスチナ人の要求に応え、イスラエルとの非道徳的で違法な提携を解消し、ジェノサイドの経済における役割を終える時がとっくに到来している。
誤解すべきでない。Microsoftが占領とジェノサイドの経済に、いかなる形であれ関与し続ける限り、私たちは行動を続ける! 私たちは、殺人者であるシオニスト政権との取引を継続することについて、高い代償を払わせる。予告あり、なしを問わず、あらゆる場所で、あらゆる瞬間に、エスカレートし、対峙し、混乱を引き起こすために登場する。私たちの声が封じられても、無視できない方法で発言する道を見つける。私たちの運動は止まらない。休むこともない。圧力をかけ続け、エスカレートし続ける。要求が完全に満たされるまで、解放区に居座り続ける!
- イスラエルとの関係を断て:マイクロソフトに対し、占領・アパルトヘイト・ジェノサイドというイスラエル経済からの完全かつ恒久的な撤退を要求する。
- 全てのイスラエル関連団体への販売・契約・取引・サービスを終了し、既存のマイクロソフト製品へのアクセス権を全て剥奪せよ。
- Microsoftのイスラエル事務所とデータセンターを全て閉鎖し、イスラエル軍に従軍した者の雇用を終了せよ。
- ジェノサイドと強制飢餓の終結を求める。私たちはマイクロソフトが世界的な影響力を用いて以下を要求することを求める:
- ガザへの支援に対するイスラエルの封鎖を解除し、この支援をUNRWA及びパレスチナ人コミュニティが支援しパレスチナ人が主導する配布団体が管理すること。
- ガザにおけるジェノサイドの終結、及びイスラエル軍と民間人のガザ及び占領下パレスチナ全域からの撤退。
- 他の企業や政府にも同様の要求を呼びかけること。
- パレスチナ人への賠償金の支払い。私たちはMicrosoftに対し、占領とジェノサイドへの積極的関与に対する賠償金をパレスチナの人々に支払うよう要求する。賠償金の形態はパレスチナ人が決定し、賠償金の計画と実施の全段階にパレスチナ人が関与しなければならない。マイクロソフトは、パレスチナの人々に与えた危害を認め、再発防止を保証しなければならない。
- 労働者への差別を終わらせよ。私たちはマイクロソフトが、パレスチナ人、アラブ人、ムスリム、そしてパレスチナ支持の労働者に対する差別を終わらせることを要求する:
- 解放区を含むパレスチナ支援活動に関わった労働者への恩赦を与えること。
- パレスチナ支援活動への報復として解雇された労働者に対する全ての懲戒処分を取り消し、復職させること。
- パレスチナ政策提言活動に関わる全労働者を職場での危害や嫌がらせから保護すること。
- UNRWA USAを従業員寄付ポータルに復帰させること。
撤退の準備が整ったなら、私たちも話し合う用意がある。解放区に交渉の席は用意されている。ジェノサイドとアパルトヘイトの経済におけるMicrosoftの役割に終止符を打つ覚悟ができた時は、negotiations@noazureforapartheid.comまで連絡を。
今こそ投資を撤退し、ジェノサイドとアパルトヘイトの経済への関与を断つ時だ。責任を問われる時が来れば、どんな言い訳もあなたを免罪することはない。国際刑事裁判所や各国の司法機関の前で、国際犯罪の実行やその犯罪収益の洗浄への関与を、偽りの調査で免れることはできない。
解決策はただ一つ:インティファーダ、革命
解放区の設立にあたり、私たちはその愛すべき殉教ジャーナリスト、アナス・アル・シャリフの遺言の最後の言葉を思い起こす。
「私は、あなた方にこうするよう求める。制約に沈黙させられるな、国境に足止めされるな。国と人々 の解放へと向かう架け橋となれ。そうすれば、尊厳と自由の光が、私たちの奪われた故郷に輝くのだ。」
今日、私たちは闘争への揺るぎない決意を再確認する。規制に沈黙させられることも、国境に足止めされることもない。パレスチナとその人々への解放へ向けた架け橋となるのだ!
今日、私たちはイスラエルのジェノサイド機械の歯車となることを拒否する。ガザの同胞に対するジェノサイドと強制的な飢餓を、自らの労働で可能にさせられることを拒否する。Microsoftのジェノサイド利潤に加担することを拒否する。
今日、私たち労働者は労働者インティファーダを呼びかける。民間企業がパレスチナの人々とその国家を抹殺する目的と結びついた構造を壊そうという闘いだ。
今日、私たちは世界中の良心ある全ての人々に呼びかける。労働者の声に連帯し、Microsoftに対し動員し、対峙し、闘いをエスカレートさせよう。イスラエルのジェノサイドとアパルトヘイトへの共犯を終わらせるために。
今日、私たちはマイクロソフトの同僚労働者及び良心ある全ての労働者に呼びかける。私たちと共にもう一度労働を取り戻し、職場を解放しよう。
解放区より、今日私たちが蒔いた革命の種が、私たちの生涯のうちに解放されたパレスチナをもたらすことを願う。
労働者インティファーダに参加しよう
解放区よ、永遠なれ
殉教者に栄光あれ
パレスチナ解放