より安全なデジタル空間をサポートする

特別レポート
スージー・ダン
トレイシー・ヴァイヤンクール
ヘザー・ブリテイン
2023年6月8日

レポート本文

様々な形態のデジタルテクノロジーが、オンラインで重大な危害を加えるために使用されている。これはオンライン上の交流に蔓延する問題であり、特にテクノロジーによるジェンダーに基づく暴力（TFGBV）やLGBTQ+の人々に対するテクノロジーによる暴力（TFV）に関して顕著である。この現代的な形態の暴力は、LGBTQ+の人々に対するジェンダー不平等と差別を永続させ、そのターゲットに大きな影響を与える。

女性、トランスジェンダー、ジェンダー・ノンコンフォーミング、ジェンダー多様な人々が経験するTFGBV、およびLGBTQ+の人々に対するTFVの蔓延と影響を探る複数年にわたる研究プロジェクト「Supporting a Safer Internet」（国際開発研究センターとの提携）の一環として、International Governance Innovation Centre（CIGI）の委託を受け、Ipsosが国際調査を実施した。この調査では、グローバル・サウスの国々を中心に、人々のオンライン危害体験に及ぼすジェンダーと性的指向の影響を調査した。データは18カ国のあらゆる性別の18,149人から収集した。

本レポートでは、LGBTQ+の人々に対するTFGBVとTFVに関する既存研究の一部を要約することで、TFGBVとTFVに関する背景情報を提供している。そして、オンライン上の危害に関する人々の経験や意見について収集した定量的データを紹介している。政府、テクノロジー企業、学者、研究者、市民社会組織に対して、TFVへの対処と終結にどのように貢献できるかについて、提言のリストを提示している。

より安全なデジタル空間の支援」を読む： ハイライトはこちら。

ハイライトのフランス語訳はこちら。

https://www.cigionline.org/publications/supporting-safer-digital-spaces/