(Access Now)Metaはパレスチナ支持派の声に対する組織的検閲を止めるため、直ちに行動を起こさなければならない

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(Access Now)Metaはパレスチナ支持派の声に対する組織的検閲を止めるため、直ちに行動を起こさなければならない

Metaはパレスチナ支持派の声に対する組織的検閲を止めるため、直ちに行動を起こさなければならない
公開日: 2024年4月30日
最終更新日 2024年4月30日
ガザでの戦争が激化し、死者が35,000人近くにのぼるなか、Metaとビッグテックは人権を守るために行動しなければならない。3月14日、#StopSilencingPalestineキャンペーンがMetaのGlobal Affairs担当プレジデントであるニック・クレッグに送った正式な書簡に対する回答において、テック大手は、パレスチナ支持者に対する検閲と市民社会からの緊急行動要求に対するその自己満足への対処に欠けている。

プラットフォーム上での暴力への教唆の拡散を許しているソーシャルメディア企業は、ジェノサイドの共犯となるリスクを負っている。Metaはこのリスクを深刻に受け止めていないだけでなく、その深刻な欠陥のあるコンテンツ・モデレーション・システムは、ジェノサイドの暴力やガザでの忌まわしい犯罪に反対する生存者や発言者の声を黙らせ続けている。
Access Nowの政策提言活動ディレクター、マルワ・ファタフタ

この回答は、2024年2月22日にMetaの幹部とミーティングを行い、キャンペーンメンバーがMetaのプラットフォームにおけるパレスチナ人や パレスチナ支持派に対する組織的な検閲について提起した後のものである。連合は、ヘイトスピーチやジェノサイドのレトリックのオンライン拡散に取り組むようMetaに以前から要求していたことを繰り返し述べ、危機の際にデジタルの権利を守るためのポリシー変更が緊急に必要であることを強調した。

その回答の中で、Metaは有害コンテンツへの一般的な対処方法と、2023年10月7日以降にとった一時的な措置について述べた。当連合はこの関与を歓迎するが、Metaの回答は、オンラインとオフラインの両方において、そのポリシーと行動が人権に及ぼす有害な影響に対処するための具体的なステップを欠いていた。また、特に国際司法裁判所(ICJ)がガザにおけるジェノサイドのリスクの可能性が高いとの判決を下したことを踏まえ、重大な人権侵害や残虐犯罪への加担を軽減するための人権デューデリジェンス(適正評価)の強化策を提示することもできなかった。

ガザでは35,000人近くが殺されており、パレスチナ支持派の声を組織的に検閲していることに対するMetaの行動の欠如が、ヘイトの炎を燃え上がらせている。何年もの間、市民社会はMetaのプラットフォームに警鐘を鳴らし、改革を求めてきた。世界で最も影響力のあるテック企業のひとつが、この混乱と侵略の時代に人権を守り、すべての声を保護するために、直ちに具体的な行動を起こすときが来ている。
カセム・ムネジャ、MENAキャンペーン担当者

当連合は、Metaがさらなる行動を起こし、より透明性を確保し、以下の点について具体的な対策を講じるよう要求し続ける:

  • パレスチナとイスラエルに関するコンテンツの体系的な過剰モデレーションと、表現の自由、情報へのアクセス、危機の際の重要な文書へのその影響
  • アルゴリズムによる偏見、特にパレスチナ人のコンテンツに対する不釣り合いな検閲の前例があるアラビア語のコンテンツのモデレート
  • プラットフォーム上でのヘイトスピーチ、人種差別、暴力への教唆、そしてジェノサイドのレトリックの拡散
  • 人権への悪影響を緩和し、国際法違反に加担する可能性に対処するためのMetaの計画
  • 政府による自主的な削除要請について、より透明性を高めること

当連合は、Metaのプラットフォームにおける人権、差別を受けない権利、透明性、説明責任を支持する真剣なコミットメントを示すよう、Metaに繰り返し要求する。

METAに送付した書簡(英文)

出典:https://www.accessnow.org/press-release/meta-must-take-immediate-action

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