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(business-humanrights.org)南アフリカ:銀行業界における様々な種類の詐欺の助長にAIがますます大きな役割を果たしている――報告書が明らかに
(訳者まえがき)2026/0/30アクセス
「南アフリカでAIを悪用したデジタルバンキング詐欺が急増」 2025年8月29日
南アフリカではデジタル詐欺が増加しており、2024年の銀行業界による報告件数は前年比でほぼ倍増した。成功した事件の割合も同様に深刻で、同期間に3分の2以上増加している。これは、今週発表された南アフリカ銀行リスク情報センター(Sabric)の「年次犯罪統計報告書」によるものだ。「2024年、デジタルバンキング犯罪は2023年からの急激な上昇傾向に続き、依然として急増し続けた」と、Sabricは報告書で述べている。「2024年のデジタルバンキング詐欺事件は前年と比較して激増し、銀行業界からの報告件数は86%増、関連する損失額は74%増となった。この大幅な増加は、強力な対策の必要性を浮き彫りにしている。」
Sabricによると、銀行業界から報告された97,975件のデジタル詐欺事件による総被害額は、実に19億ランドに上った。2022年および2023年のデータと比較した結果、Sabricは、過去3年間のデジタルバンキング詐欺事件総数の半数以上が、2024年だけで発生したと結論した。
サイバー犯罪者がデジタルバンキング詐欺を実行するために最も多用したチャネルは、銀行アプリであることが判明した。2024年に報告された事案の約65%は銀行アプリを通じて発生し、その被害額は12億ランドに上った。銀行アプリを介した攻撃件数がこれほど多いにもかかわらず、最大の抜け穴として特定されたのは「人的要因」であり、報告されたすべての事案はソーシャルエンジニアリングの手法によって引き起こされていた。
…AIは、さまざまな種類の詐欺を助長する上で、ますます重要な役割を果たしている。かつては、見識のあるユーザーであれば、文法やスペルの誤りから不審なメールを見抜くことができた。しかし、AIを活用することで、犯罪者は感情に訴える言葉を効果的に用いた、誤りのないメッセージを作成し、ユーザーの警戒をすり抜けることができるようになった。また、AIはより洗練された方法で、説得力のあるディープフェイクを作成するためにも利用されており、その中には著名な芸能人や企業幹部の声を模倣したものもある。Sabricによると、銀行はこうした種類の詐欺に対抗するため、AI検知システムなどの対策を模索しているという。AIの悪用の一つとして挙げられるのが自動化であり、これにより犯罪者はわずかな労力で攻撃の数を増やすことができるようになった。