(NATO)ウクライナがNATO CCDCOEの貢献参加国Contributing Participantとして認められることになった

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(NATO)ウクライナがNATO CCDCOEの貢献参加国Contributing Participantとして認められることになった

以下は、NATOのCooperative Cyber Defence Centre of Excellence (CCDCOE) の3月4日づけの文書の訳です。ウクライナはサイバー戦争の分野ではNATOとより密接な関係を公式にもつことになったといえそうです。貢献参加国はNATO以外の5カ国が参加しており、ウクライナは6番目になります。アジアでは韓国が貢献参加国として参加しています。



今週、NATO Cooperative Cyber Defence Centre of Excellence (CCDCOE) の第30回運営委員会が開催された。CCDCOEの運営委員会に参加している27のスポンサー国は、全会一致で、ウクライナがNATO CCDCOEに貢献参加国として加盟することに同意した。

NATOサイバー防衛センターオブエクセレンスNATO Cooperative Cyber Defence Centre of Excellenceのディレクターであるヤーク・タリエン大佐は、「ウクライナの参加により、ウクライナとCCDCOE加盟国の間で、サイバーに関する専門知識の交換が促進される。ウクライナは、研究、演習、訓練に利用されるサイバー領域における敵の貴重な実地の知識をもたらすことができる」と強調した。

「能力と知識は経験から得られるものであり、ウクライナは過去のサイバー攻撃から得た貴重な経験をNATOのCCDCOEに提供できることは間違いない」と述べている。エストニアのカレ・ラアネ国防大臣は、「CCDCOEのホスト国であるエストニアは、ウクライナのサイバーセキュリティ能力とサイバー耐性を強化するための長期的なパートナーであり、CCDCOE加盟国がウクライナの加盟に同意したことを歓迎する」とコメントしている。

ウクライナは、NATOのCCDCOEへの参加に引き続き関心を維持することを確認する書簡を送った後、CCDCOEの運営委員会で加盟の可否が投票されることになった。同センターは、すでにNATO諸国以外の加盟国も増やしている。

CCDCOEは、NATO公認のサイバー知識ハブ、研究機関、訓練・演習施設である。タリンに拠点を置くこの国際軍事組織は、サイバーセキュリティの分野における学際的な応用研究、コンサルティング、トレーニング、演習に重点を置いている。

追加情報およびプレスのお問い合わせ先
Liis Linn
NATO CCDCOEのコミュニケーション責任者として
media@ccdcoe.org

出典:https://ccdcoe.org/news/2022/ukraine-to-be-accepted-as-a-contributing-participant-to-nato-ccdcoe/

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