(共同声明)クライアントサイド・スキャンニング(CSS)は危険であり、子どもの性的虐待と闘うために効果がない

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(共同声明)クライアントサイド・スキャンニング(CSS)は危険であり、子どもの性的虐待と闘うために効果がない

以下の文章は、EUが提案する「子どもの性的虐待規制」に対する科学者・研究者の立場に関する公開書簡である。

署名受付:7月14日午前1時
署名者 427
国名 35

プレスの問い合わせ先
Carmela Troncoso – carmela.troncoso@epfl.ch (スペイン、スイス)
バート・プレネル – bart.preneel@esat.kuleuven.be (ベルギー)
Michael Veale – m.veale@ucl.ac.uk (英国)
Eyal Ronen – eyal.ronen@cs.tau.ac.il (イスラエル)
TJ McIntyre – tjmcintyre@ucd.ie (アイルランド)
Jaap-Henk Hoepman – jhh@cs.ru.nl (オランダ)
Aurelien Francillon – aurelien.francillon@eurecom.fr (フランス)
Anja Lehmann – anja.lehmann@hpi.de (ドイツ)
René Mayrhofer – rm@ins.jku.at (オーストリア)
Diego Aranha – dfaranha@cs.au.dk (デンマーク)
Cihangir Tezcan – cihangir@metu.edu.tr (トルコ)
Mauro Conti – mauro.conti@unipd.it (イタリア)
Stefan Dziembowski – stefan.dziembowski@gmail.com (ポーランド)


私たちは署名収集を続けている。科学者または研究者の方でお名前を掲載されたい方は、こちらのフォームにご記入ください: https://tinyurl.com/ResearchersCSA (博士号取得者または研究実績のある方は必須)

欧州議会議員の皆様
欧州連合理事会加盟国各位

EUが提案した子どもの性的虐待規制に関する科学者・研究者の共同声明 2023年7月4日

本声明の署名者は、世界中の科学者・研究者である。

何よりもまず、私たちは子どもの性的虐待と搾取が、生存者に生涯にわたる危害をもたらしかねない非常に深刻な犯罪であることを確認する。この犯罪を防止し、犯罪が発生した場合には迅速に対応する効果的な介入を行うことは、企業や地域社会の支援を受けた政府当局の責任である。

欧州委員会は、オンライン上での子どもの性的虐待の拡散や、オンライン上での子どものグルーミングを阻止することを目的とした法律を提案している。そのために、この法案では、当局はアプリやその他のオンラインサービスのプロバイダーに対し、ユーザーのメッセージ、写真、電子メール、ボイスメール、その他の活動をスキャンするよう強制することを認めている。エンド・ツー・エンドで暗号化されたアプリの場合、このスキャンはユーザーのデバイス上で行うことができるという主張である。

この法律の有効性(その目的)は、効果的なスキャンテクノロジーの存在に依存している。残念なことに、既存のスキャンテクノロジーや、これから登場するスキャンテクノロジーには深刻な欠陥がある。以下に詳述するこうした欠陥は、スキャニングが効果的でない運命にあることを示している。さらに、ユーザーデバイスで実行されるアプリに大規模なスキャンを統合することは、特にグローバルな文脈では、オンライン上のすべての人にとって極めて深刻な危害となりうる副作用を生み出し、インターネットとデジタル社会の安全性を低下させかねない。

私たちが述べている問題は、EUの法案の中核をなす措置であるため、科学者である私たちは、このような提案を推進しないことを専門家として推奨する。私たちはすでに安全でないとわかっているテクノロジーを、民間企業に使用するよう要求することは、不適切であり、また全く批判に耐えうるものでもない。子どもの性的虐待の恐ろしさを考えると、それを根絶できるテクノロジーの介入を望むのは理解できるし、実際そうしたくなる。しかし、この問題を総合的に見れば、今回の提案はそのような効果をもたらす介入とはいえないと結論せざるをえない。

この法案を可決することは、グローバル暗号化標準の開発への貢献など、欧州の研究者がサイバーセキュリティとプライバシーの分野で提供してきた思慮深く鋭い仕事を損なうことになる。このような弱体化は、欧州におけるセキュリティとプライバシーの仕事の環境を弱め、安全なデジタル社会を構築する能力を低下させるだろう。

提案されている規制はまた、インターネットをフィルタリングし、アクセスできる者をコントロールし、人々がデジタル空間で私生活を送る権利を守るために利用可能な数少ない手段を奪う世界的な先例を作ることになる。これは社会に萎縮効果をもたらし、世界中の民主主義国家に悪影響を及ぼす可能性が高い。

したがって、私たちは、これらの措置や同様の措置を追求することに強く注意を喚起する。なぜなら、これらの措置の成功は、現在および今後可能となるであろうテクノロジーを考慮しても不可能である一方で、危害の可能性が大きいからである。

1.検知テクノロジーには深刻な欠陥があり、攻撃を受けやすい

既知の子どもの性的虐待資料(CSAM)のスキャンに使用するツールは、大きなリスクをもたらすため、CSAM資料それ自体を含んではならない。したがって、この問題に対処するための唯一のスケーラブルなテクノロジーは、既知のコンテンツをいわゆるperceptual hash function[知覚ハッシュ関数]で変換し、得られたハッシュ値のリストを使用して潜在的なCSAM素材と比較することである。perceptual hash functionは2つの目標を達成する必要がある。すなわち、 (i)計算が簡単でありながら逆変換が困難であること、(ii)画像のわずかな変化がハッシュ出力に小さな変化をもたらすこと、つまり画像改竄後でも既知の画像を検出できること、である。これは簡単なことのように聞こえるが、20年以上の研究の後、これらの特性を満たす関数の設計に実質的な進歩はない。

研究によると、既知のperceptual hash functionのすべてにおいて、画像にわずかな変更を加え、その結果ハッシュ値を大きく変化させて検出を回避(偽陰性)することが事実上常に可能であることが示されている。さらに、データベースにある画像と同じハッシュ値を持つために、違法な画像として誤検出される(偽陽性)合法的な画像を作成することも可能である。これはハッシュデータベースを知らなくても可能である。このような攻撃は、無実のユーザーに濡れ衣を着せたり、子どもの性的虐待に関する実際の捜査の注意をリソースからそらすために、法執行機関を偽陽性であふれさせるために使用することができる。

Photo DNA、FacebookのPDQハッシュ関数、AppleのNeuralHash関数などの具体的な設計については、文献上で有効な攻撃が記述されている。このような攻撃を避ける唯一の方法は、perceptual hash functionの記述を秘密にすることである。この “秘密によるセキュリティ “は、基本的なセキュリティ工学の原則に反するだけでなく、実際には、perceptual hash functionがサービスプロバイダにしか知られていない場合にのみ実現可能である。エンド・ツー・エンド暗号化の場合、ハッシュ処理はクライアント・デバイス上で行われる必要がある。したがって、設計を秘密にすることは幻想である。

科学者としては、違法な情報を漏らすことなくユーザーのデバイス上で実行でき、既知のコンテンツ(または既知のコンテンツに由来または関連するコンテンツ)を信頼できる方法で、つまり許容可能な数の偽陽性および偽陰性で検出可能なスケーラブルなソリューションを開発することが、今後10~20年で実現可能になるとは考えていない。

欧州委員会の提案は、既知のコンテンツの検出にとどまらない。新たに生成されたCSAMを含む画像や動画を、「人工知能」ツールに基づいて検出することも求めている。さらに、この提案では、テキストと音声の両方を含む通信サービスにおけるグルーミングも、同様の技術を用いて検出することを求めている。一部の営利企業は進展があると主張しているが、設計は秘密のままであり、その有効性を実証するオープンで客観的な評価は行われていない。さらに、機械学習の最先端技術を見る限り、これは現在実現可能な範囲をはるかに超えている。実際、(英国内務省が資金提供したプロトタイプの場合のように)クライアント側の設計が評価された場合はいつでも、効果的でもなければプライバシーや人権に関する法律に準拠しているわけでもないことが判明している。

AIツールは、高い精度で特定のパターンを識別するように訓練することができる。しかし、人間にとってはごく基本的と思われるミスも含め、日常的にエラーを犯す。AIシステムには文脈や常識が欠けているからだ。AIシステムが適しているタスクはいくつかあるが、非常に微妙なニュアンスを持つデリケートな犯罪(グルーミング行動など)を検索することは、このようなタスクには当てはまらない。

EUでやりとりされるメッセージをたった1つのアプリ・プロバイダーでスキャンするだけでも、個人的な通信がオンラインでやりとりされる規模では毎日何百万ものエラーが発生することになる。つまり、1日あたり数十億の画像、動画、テキスト、音声メッセージをスキャンする場合、誤検知の数は数億にのぼることになる。さらに、これらの誤検出の多くは、それ自体が非常にプライベートなものであり、おそらく親密なものであり、同意のある成人間で送信された完全に合法的な画像である可能性が高い。

これは技術革新によって改善することはできない。AIに関しては、「誤検出」(違法なコンテンツであると誤ってフラグを立てられること)は統計的に必ず起こることなのだ。また、検出テクノロジーを使用する際にも、たとえ既知のCSAM素材であっても、誤検出は避けられない。これを許容可能な誤差まで減らす唯一の方法は、事前に疑惑があり、誤検知に対処するのに十分な人的資源がある場合にのみ、狭い範囲で真に対象を絞った状況でだけスキャンを行うことである。欧州委員会の提案では、このようなことは想定されていない。

CSAM草案で提案されている報告システムは、検知テクノロジーに対する新たな攻撃を助長する可能性が高い。なぜなら、今現在、プロバイダーは明らかな誤警告をふるい分ける裁量を持っているからだ。しかし新制度では、CSAMである可能性が低いと思われるコンテンツであっても報告することが求められる。私たちが言及した攻撃以外にも、多くの攻撃が学術的な専門的な場に現れ始めており、不正な素材を共有しようとする動機を持つ人々によって、さらに多くの攻撃が準備されていると予想される。

最後に、法案では、コンピュータ・ウィルスのスキャンは広く導入されているテクノロジーであるため、CSAMの検出は可能であると主張されている。表面的にはどちらも似ているように見えるが、本質的な違いがある。第一に、コンピュータ・ウイルスが検出されると、ユーザーに注意 が与えられ、ウイルスを除去することができる。第二に、ウイルスは小さなユニークな部分文字列に基づいて確認することができる。最後に、機械学習技術はウイルスの振る舞いを特定できる場合があるが、それはそのような振る舞いが正確に定義され(例えば、自分自身をコピーするコード)、それによって検出される場合に限られる。これは、明確な境界が容易に確立できないCSAMの定義とは正反対である。

2. エンド・ツー・エンド暗号化を弱めることの技術的意味合い

エンド・ツー・エンド暗号化は、送信者と受信者のみがメッセージやその他の通信の内容を見ることができるように設計されている。暗号化はデジタル領域でデータを保護する唯一のツールであり、他のツールはすべて危険であることが証明されている。(ユーザーからサービス・プロバイダーへ、サービス・プロバイダーからユーザーへ)リンク暗号を使用し、携帯電話システムで使用されているような中間で復号化することは、現在の脅威環境では受け入れられる解決策ではない。エンド・ツー・エンド暗号化では、既知または新規コンテンツのスキャンやグルーミングの検知をサービス・プロバイダーで実施することが不可能なのは明らかである。

これを改善するために、暗号化を破らずに暗号化通信にアクセスする方法として、「クライアント・サイド・スキャニングClient-Side Scanning」(CSS)と呼ばれる一連の技術が提案されている。このようなツールは、伝えられるところによれば、暗号化される前、あるいは暗号化解除された後に、ユーザーのデバイス上のコンテンツをスキャンし、不正な素材が発見されるたびに報告するようにするものだ。これは、家庭内にビデオカメラを設置し、すべての会話を盗聴し、不正な話題について話すと報告を送信するようなものだ。

自由な世界でCSSを導入したのは2021年のアップルだけで、彼らは最先端のテクノロジーだと主張していた。この取り組みは、プライバシーへの懸念と、システムがすでにハイジャックされ操られていたという事実により、2週間足らずで撤回された。

CSSが個人の端末に導入されると、スパイウェアのように動作し、敵対者がその端末に簡単にアクセスできるようになる。CSSや、通信内容へのアクセス、分析、共有を目的としたその他のテクノロジーを義務付ける法律は、間違いなく暗号化を弱体化させ、結果としてすべての人の通信の安全性を低下させるだろう。子どもを保護するという立派な目的は、この技術的現実を変えるものではない。

仮にそのようなCSSシステムが考えられたとしても、悪用されるリスクは極めて高い。まずテロリストの勧誘を検知し、次にその他の犯罪行為を検知し、そして反体制派の言論を検知するというように、範囲を拡大するよう政策立案者に相当な圧力がかかることが予想される。例えば、民主的でない政府にとっては、(上記で説明したように)既知のCSAMコンテンツに典型的に対応するハッシュ値のデータベースを、政権に批判的なコンテンツのハッシュ値に拡張するだけで十分だろう。ハッシュ値はコンテンツそのものに関する情報を与えないので、部外者がこの悪用を発見することは不可能である。CSSインフラは、このようなコンテンツを持つすべてのユーザーを即座にこれらの政府に報告するために使用することができる。

もしそのようなメカニズムが実装されるなら、それは部分的には難解さによるセキュリティである必要があるだろう。そうでなければ、例えばハッシュ値のデータベースを空にしたり、いくつかの検証をバイパスしたりというように、ユーザーが検出メカニズムをバイパスすることは容易になるだろう。このことは、アプリケーションの透明性が危害を受けることを意味し、これは一部の行為者によって、より多くの個人ユーザーデータを収集するためのベールとして使用されるかもしれない。

3. 有効性

私たちは、規制によって課される技術が効果的かどうか、重大な懸念を抱いている。つまり、加害者はこのようなテクノロジーを知っており、検知を逃れながらCSAM情報を交換する新しいテクニック、サービス、プラットフォームに移行するだろう。

提案されている規制は、子どもたちの会話が警告の引き金になる可能性もあり、子どもたちの表現の自由に危害を与える。現場の国内刑事法執行機関は通常、同意年齢前後のティーンエイジャー同士の親密なメッセージを微妙なニュアンスで扱っている。これらのテクノロジーは、個人とデバイスの関係を変えるものであり、こうしたニュアンスを再び導入することは難しいだろう。その他のユーザーに対しても、こうした検知メカニズムの存在によって生じる萎縮効果に私たちは大きな懸念を抱いている。

最後に、膨大な数の偽陽性が予想されるため、相当量のリソースが必要となる一方で、すべてのユーザーにとっては、誤って識別される深刻なリスクが生み出される。こうした資源は、子どもの性的虐待から守るための他のアプローチに費やした方がよいだろう。ほとんどの子ども保護の仕事はローカルなものでなければならないが、コミュニティーの法律が役立つかもしれない方法のひとつは、新たな悪用素材の発見につながるのは、AIよりもむしろ実際にはユーザーからのクレームであるように、既存の権限(デジタル市場法/デジタルサービス法 DMA/DSA)を利用して、ソーシャルネットワークサービスに対して、ユーザーが虐待について訴えやすくするよう義務づけることである。

署名

Australia

Dr. Shaanan Cohney University of Melbourne

Prof. Vanessa Teague Australian National University & 

Thinking Cybersecurity Pty Ltd

Austria

Prof. Dr. Elena Andreeva TU Wien

Univ.-Prof. Dr. Rainer Böhme Universität Innsbruck

Prof. Maria Eichlseder TU Graz

Prof. Daniel Gruss TU Graz

Prof. Dr. Martina Lindorfer TU Wien

Univ.-Prof. Dr. Matteo Maffei TU Wien

Prof. Stefan Mangard TU Graz

Univ.-Prof. Dr. René Mayrhofer Johannes Kepler University Linz

Prof. Elisabeth Oswald University of Klagenfurt

Dr. Erich Prem University of Vienna

Univ.-Prof. Dr. Christian Rechberger TU Graz

Dr. Michael Roland Johannes Kepler University Linz

Univ.-Prof. Edgar Weippl University of Vienna, SBA Research

Belgium

Dr. Ir. Aysajan Abidin KU Leuven

Prof. Dr. Rosamunde van Brakel Vrije Universiteit Brussel

Prof. Claudia Diaz KU Leuven

Dr. Benedikt Gierlichs KU Leuven

Prof. Dr. Gloria González Fuster Vrije Universiteit Brussel

Dr. Emad Heydari Beni KU Leuven

Prof. Dr. Joris van Hoboken University of Amsterdam and Vrije Universiteit Brussel

Dr. Thorben Moos UCLouvain

Dr. Vera Rimmer KU Leuven

Prof. Olivier Pereira UCLouvain

Prof. Thomas Peters UCLouvain

Prof. Bart Preneel KU Leuven Fellow IACR

Prof. Em. Jean-Jacques Quisquater UC Louvain

Prof. Florentin Rochet University of Namur

Prof. Nigel Smart KU Leuven Fellow IACR

Prof. François-Xavier Standaert UCLouvain

Prof. Mathy Vanhoef KU Leuven

Prof. Ingrid Verbauwhede KU Leuven Fellow IACR, IEEE

Brazil

Mr. Carlos A. Afonso Instituto Nupef & ISOC-Brazil

Prof. Ian Brown Centre for Technology & Society, Fundaçao Getulio Vargas

Prof. Alexandre Augusto Giron Federal University of Technology – Parana

Dr. Jean Martina Universidade Federal de Santa Catarina

Prof. Dr. Marcos Antonio Simplicio Jr Universidade de Sao Paulo

Bulgaria

Dr. Konstantin Delchev Institute of Mathematics and Informatics and

Bulgarian Academy of Sciences

Canada

Prof. Ian Goldberg University of Waterloo

Prof. Florian Kerschbaum University of Waterloo

Prof. David Lie University of Toronto Canada Research Chair

Dr. Simón Oya University of Waterloo

Prof. Nicolas Papernot University of Toronto and Vector Institute       Fellow Sloan

Czechia

Dr. Vit Bukac Masaryk University

Prof. Vashek Matyas Masaryk University

Dr. Kamil Malinka Brno University of Technology

Dr. Petr Svenda Masaryk University

Dr. Martin Ukrop Masaryk University

Denmark

Prof. Diego F. Aranha Aarhus University

Prof. Carsten Baum Technical University of Denmark

Prof. Joan Boyar University of Southern Denmark

Prof. Ivan Damgård Aarhus University Fellow IACR

Dr. Christian Majenz Technical University of Denmark

Prof. Claudio Orlandi Aarhus University

Prof. Luisa Siniscalchi Technical University Denmark

Prof. Peter Scholl Aarhus University

Prof. Tyge Tiessen Technical University Denmark

Prof. Dr. Emmanouil Vasilomanolakis Technical University Denmark

Estonia

Dr. Dan Bogdanov Personal capacity Estonian Academy of Sciences

Finland

Prof. Kimmo Halunen University of Oulu

France

Dr. Daniele Antonioli EURECOM

Dr. Daniel Augot Inria

Dr. Gustavo Banegas Independent Researcher

Dr. Benjamin Beurdouche Mozilla

Mr. Karthikeyan Bhargavan Cryspen

Dr. Bruno Blanchet Inria

Prof. Olivier Blazy École Polytechnique

Prof. Christina Boura University of Versailles

Dr. Anne Canteaut Inria

Dr. Veronique Cortier CNRS

Dr. Jannik Dreier Université de Lorraine

Prof. Antonio Faonio EURECOM

Dr. Caroline Fontaine CNRS

Dr. Aurélien Francillon EURECOM

Dr. Aymeric Fromherz Inria

Dr. Pierrick Gaudry CNRS

Prof. Elham Kashefi CNRS and University of Edimburgh

Dr. Jonathan Keller Institut Mines Telecom

Dr. Nadim Kobeissi Symbolic Software

Dr. Steve Kremer Inria

Dr. Gaëtan Leurent Inria

Dr. Pierre Laperdrix CNRS

Dr. Victor Lomné NinjaLab

Dr. P. G. Macioti Medicines du Monde

Dr. Clémentine Maurice CNRS

Hon. Dr. Traian Muntean Aix-Marseille University 

Prof. Melek Önen EURECOM

Dr. Maria Naya Plasencia Inria

Dir. Research Catuscia Palamidessi Inria

Dr. Léo Perrin Inria

Dr. Peter Roenne CNRS

Dr. Yann Rote Université Paris-Saclay

Dr. Emmanuel Thomé Inria

Dr. Anna Weine Mozilla

Germany

Dr. Ali Abassi CISPA Helmholtz Center for Information Security

Prof. Patricia Arias Cabarcos Paderborn University

Dr. Gilles Barthe Max Planck Institute for Security and Privacy

Dr. Steffen Becker Ruhr University Bochum &

Max Planck Institute for Security and Privacy

Dr. Sebastian Berndt University of Lübeck

Dr. Asia Biega Max Planck Institute for Security and Privacy

Dr. Marcel Böhme Max Planck Institute for Security and Privacy

Prof. Dr. Kevin Borgolte Ruhr University Bochum

Dr. Sven Bugiel CISPA Helmholtz Center for Information Security

Dr. Rebekka Burkholz CISPA Helmholtz Center for Information Security

Prof. Dr. Cas Cremers CISPA Helmholtz Center for Information Security

Prof. Thomas Eisenbarth University of Lübeck

Prof. Sebastian Faust Technical University of Darmstadt

Dr. Christian Gollwitzer Physikalisch-Technische Bundesanstalt

Dr. Dominik Helm Technische Universität Darmstadt

Prof. Dr. Jeanette Hofmann Berlin Social Science Center

Prof. Thorsten Holz CISPA Helmholtz Center for Information Security

Prof. Matthias Hollick Technical University of Darmstadt

Dr. Julian Hoth Hamburg University of Technology

Prof. Tibor Jager University of Wuppertal

Prof. Dr. Stefan Katzenbeisser University of Passau

Dr. Dietmar Kammerer Weizenbaum Institute for the Networked Society

Dr. Elif Bilge Kavun University of Passau

Dr. Franziskus Kiefer Cryspen

Dr. Katharina Krombholz CISPA Helmholtz Center for Information Security

Prof. Anja Lehmann Hasso-Plattner-Institute, University of Potsdam

Dr. Ferdinand Lehmann Justus Liebig Universität Gießen 

Prof. Dr. Daniel Loebenberger Fraunhofer AISEC / OTH Amberg-Weiden

Dr. Alexander Loew DWH

Dr. Wouter Lueks CISPA Helmholtz Center for Information Security

Dr. Genia Lücking Technical University of Munich

Dr. Christian Mainka Ruhr University Bochum

Dr. Jens Meier Deutsches Institut für Kautschuktechnologie e.V.

Prof. Dr. Esfandiar Mohammadi University of Lübeck

Dr. Veelasha Moonsamy Ruhr University Bochum

Prof. Dr. Andreas Peter University of Oldenburg

Dr. Giancarlo Pellegrino CISPA Helmholtz Center for Information Security

Prof. Joachim Posegga University of Passau

Prof. Dr. Kai Rannenberg Goethe University Frankfurt

Dr. Elissa Redmiles Max Planck Institute for Software Systems

Dipl. Inf. Rainer Rehak Weizenbaum Institute for the Networked Society

Prof. Konrad Rieck Technische Universität Berlin

Prof. Paul Rösler FAU Erlangen-Nürnberg

Prof. Dr. Christian Rossow CISPA Helmholtz Center for Information Security

Prof. Dr. Christoph Skornia University of Applied Sciences Regensburg 

Dr. Jens Schade TU Dresden

Prof. Dr. Sebastian Schinzel Münster University of Applied Sciences

Prof. Thomas Schneider Technische Universität Darmstadt

Prof. Dr. Marc C. Steinbach Leibniz Universität Hannover

Prof. Dr. Dominique Schröder Friedrich-Alexander Universität Erlangen-Nürnberg

Dr. Peter Schwabe Max Planck Institute for Security and Privacy

Dipl. Ir. Peter Schoo Personal Capacity Fellow ACM

Prof. Juraj Somorovsky Paderborn University

Prof. Dr. Christoph Sorge Saarland University

Dr. Ben Stock CISPA Helmholtz Center for Information Security

Prof. Thorsten Strufe KASTEL/Karlsruhe &

Centre for Tactile Internet with Human-in-the-Loop, Dresden

Prof. Florian Tschorsch TU Berlin and HU Berlin

Dr. Nils Ole Tippenhauer CISPA Helmholtz Center for Information Security

Dr. Anjo Vahldiek-Oberwagner Intel Labs

Dr. Vera Wilde Freelance

Prof. Christian Wressnegger Karlsruhe Institute of Technology

Prof. Dr. Yuval Yarom Ruhr University Bochum

Dr. Xiao Zhang CISPA Helmholtz Center for Information Security

Dr. Yixin Zou Max Planck Institute for Security and Privacy

Greece

Prof. Vasiliki Diamantopoulou University of the Aegean

Prof. Christos Kalloniatis University of the Aegean

Prof. Georgios Kambourakis University of the Aegean

Prof. Costas Lambrinoudakis University of Piraeus

Prof. Emmanouil Magkos Ionian University

Prof. Stefanos Gritzalis University of Piraeus and 

Hellenic Authority for Communication Security and Privacy

Hungary

Dr. Gergely Biczók Budapest Univ. of Technology and Economics

Dr. Balazs Pejo Budapest Univ. of Technology and Economics


Ireland

Dr. Stephen Farrell Trinity College Dublin

Dr. Aikaterini Kanta University College Dublin

Prof. Douglas Leith Trinity College Dublin

Dr. TJ McIntyre University College Dublin Sutherland School of Law &

Digital Rights Ireland

Dr. Kris Shrishak Irish Council for Civil Liberties

Israel

Prof. Orr Dunlekman University of Haifa

Dr. Yossi Oren Ben-Gurion University

Dr. Eyal Ronen Tel Aviv University

Dr. Mahmood Sharif Tel Aviv University

Italy

Prof. Stefano Calzavara Università Ca’ Foscari Venezia

Prof. Mauro Conti University of Padua

Prof. Bruno Crispo University of Trento

Prof. Paolo Falcarin University of Venice

Prof. Fabio Massaci University of Trento/Vrije Universiteit Amsterdam

Prof. Giuseppe Persiano Università di Salerno

Prof. Daniele Venturi Sapienza University of Rome

Prof. Stefano Zanero Politecnico di Milano

Liechtenstein

Prof. Giovanni Apruzzese University of Liechtenstein

Luxembourg

Dr. Orham Ermis Luxembourg Institute of Science and Technology

Dr. Aditya Damodaran University of Luxembourg

Prof. Dr. Gabriele Lenzini University of Luxembourg

Prof. Peter Y A Ryan University of Luxembourg

Mexico

Prof. Alejandro Pisanty Universidad Nacional Autónoma de México 

The Netherlands

Dr. Gunes Acar Radboud University Nijmegen

Prof. Dr. Lejla Batina Radboud University Nijmegen

Prof. Dr. LLM Frederik Z. Borgesius iHub, Radboud University

Prof. Dr. ir. Herbert Bos Vrije Universiteit Amsterdam

Dr. Corinne Cath Delft University of Technology

Dr. Andrea Continella University of Twente

Prof. Ronald Cramer CWI & Leiden University

Dr. Lorenzo Dalla Corte Tilburg University

Prof. Joan Daemen Radboud University Nijmegen

Prof. Dr. Arie van Deursen Delft University of Technology

Dr. Ir. Roel Dobbe Delft University of Technology

Dr. Zekeriya Erkin Delft University of Technology

Prof. Cristiano Giuffrida Vrije Universiteit Amsterdam

Dr. Seda Gürses Delft University of Technology

Dr. Florian Hahn University of Twente

Prof. Jaap-Henk Hoepman Radboud University Nijmegen

Prof. Andreas Hülsing Eindhoven University of Technology

Dr. Georgy Ishmaev Delft University of Technology

Prof. Bart Jacobs Radboud University Nijmegen

Prof. Dr. Tanja Lange Eindhoven University of Technology

Dr. Luca Mariot University of Twente

Dr. Laurens Naudts University of Amsterdam

Prof. Georgios Smaragdakis Delft University of Technology

Prof. Ot van Daalen University of Amsterdam

Prof. Michel van Eeten Delft University of Technology

Dr. Jeroen van der Ham University of Twente

Prof. dr. Ir. Roland van Rijswijk-Deij University of Twente

Dr. Heloise Vieira Eindhoven University of Technology

Prof. Ben Wagner Delft University of Technology

New Zealand

Prof. Steven Galbraith University of Auckland

Norway

Prof. Danilo Gligoroski Norwegian University of Science and Technology

Prof. Helger Lipmaa Simula UiB

Prof. Sokratis Katsikas Norwegian University of Science and Technology

Prof. Paweł Morawiecki Polish Academy of Sciences

Prof. David Palma Norwegian University of Science and Technology

Prof. Tjerand Silde Norwegian University of Science and Technology

Prof. Mohsen Toorani University of South-Eastern Norway

Prof. Thomas Zinner Norwegian University of Science and Technology

Poland

Prof. Stefan Dziembowski University of Warsaw

Prof. Wojciech Jamroga Institute of Computer Science, Polish Academy of Sciences

Dr. Dariusz Kalociński Institute of Computer Science, Polish Academy of Sciences

Dr. Anna Ratecka Jagiellonian University in Krakow

Portugal

Ms. Sofia Celi Brave

Prof. Manuel Eduardo Correia University of Porto

Prof. Manuel Barbosa University of Porto and INESC TEC

Prof. Hugo Pacheco University of Porto

Prof. Bernardo Portela University of Porto

Prof. Henrique Santos Universidade do Minho

Prof. Nuno Santos INESC-ID and University of Lisbon

Republic of North Macedonia

Hristina Mihajloska Trpcheska Ss. Cyril and Methodius University

Singapore

Prof. Thomas Peyrin Nanyang Technological University

South Korea

Prof. Sang Kil Cha KAIST

Spain

Dr. Jorge Blasco Alis Universidad Politécnica de Madrid

Prof. Pino Caballero-Gil University of La Laguna

Dr. Ignacio Cascudo IMDEA Software Institute

Prof. Josep Domingo-Ferrer Universitat Rovira i Virgili Fellow IEEE

Dr. Dario Fiore IMDEA Software Institute

Prof. Jose Maria de Fuentes Universidad Carlos III de Madrid

Dr. Gemma Galdon Clavell Eticas Tech

Prof. Maribel González Vasco Universidad Carlos III de Madrid

Prof. Lorena González Manzano Universidad Carlos III de Madrid

Dr. Marco Guarnieri IMDEA Software Institute

Dr. Jordi Herrera-Joancomartí Universitat Autònoma de Barcelona

Prof. Llorenç Huguet Balearic Island University

Dr. Guillermo Navarro-Arribas Universitat Autònoma de Barcelona

Prof. Fernando Pérez-González University of Vigo Fellow IEEE

Dr. Cristina Perez-Sola Universitat Autònoma de Barcelona

Dr. Guillermo Suarez-Tangil IMDEA Networks Institute

Prof. Jose Such Universitat Politecnica de Valencia

Dr. Carla Ràfols Universitat Pompeu Fabra

Prof. Josep Rifà Universitat Autònoma de Barcelona

Prof. Juan Tapiador Universidad Carlos III de Madrid

Dr. Narseo Vallina-Rodriguez IMDEA Networks Institute

Sweden

Prof. Simone Fischer-Hübner Karlstad University & Chalmers University of Technology

Prof. Dr.-Ing.Meiko Jensen Karlstad University

Dr. Victor Morel Chalmers University

Prof. Panos Papadimitratos KTH Royal Institute of Technology Fellow IEEE

Dr. Pablo Picazo-Sanchez Halmstad University 

Dr. Tobias Pulls Karlstad University

Dr. Iraklis Symeonidis RISE

Prof. Vicenç Torra Umeå University Fellow IEEE

Switzerland

Dr. Anthony Boulmier OptumSoft Inc.

Prof. Jonathan Bootle IBM Zurich

Prof. Srdjan Capkun ETH Zurich Fellow IEEE

Prof. Bryan Ford EPFL

Dr. Jens Groth DFINITY

Dr. Julia Hesse IBM Zurich

Dr. Kari Kostianen ETH Zurich

Dr. Siniša Matetić ETH Zurich

Prof. Kenneth Paterson ETH Zurich Fellow IACR

Prof. Mathias Payer EPFL

Dr. Apostolos Pyrgelis EPFL

Dr. Raphael M. Reischuk National Test Institute for Cybersecurity NTC

Dr. Alessandro Sorniotti Personal capacity

Prof. Shweta Shinde ETH Zurich

Prof. Dr. Florian Tramèr ETH Zurich

Prof. Carmela Troncoso EPFL

Taiwan

Dr. Lorenz Panny Academia Sinisa

Turkey

Prof. Cihangir Tezcan Middle East Technical University

United Arab Emirates

Prof. Michail Maniatakos New York University Abu Dhabi

Dr. Victor Mateu Technology and Innovation Institute

Prof. Chirstina Pöpper New York University Abu Dhabi

United Kingdom

Dr. Ruba Abu-Salma King’s College London

Prof. Martin Albrecht King’s College London

Dr. Panagiotis Andriotis University of Birmingham

Prof. Ross Anderson Universities of Cambridge and Edinburgh

Dr. Andrea Basso University of Bristol

Dr. Pascal Berrang University of Birmingham

Prof. Reuben Binns University of Oxford

Prof. Ioana Boureanu University of Surrey

Dr. Jaya Klara Brekke Nym Technologies

Prof. Lorenzo Cavallaro University College London

Dr. Michele Ciampi University of Edinburgh

Dr. George Chalhoub University of Oxford

Prof. Liqun Chen University of Surrey

Dr. Richard Clayton University of Cambridge

Prof. Angela Daly University of Dundee

Dr. Partha Das Chowdhury University of Bristol

Dr. Santanu Dash Royal Holloway, University of London

Dr. Benjamin Dowling University of Sheffield

Dr. François Dupressoir University of Bristol

Dr. Tariq Elahi University of Edinburgh

Dr. Pooya Farshim Durham University

Prof. Hamed Haddadi Imperial College London

Prof. Julio Hernandez-Castro University of Kent

Dr. Alice Hutchings University of Cambridge

Dr. Martin Husovec London School of Economics and Political Science

Dr. Dennis Jackson Mozilla

Dr. Rikke Jensen Royal Holloway, University of London

Prof. Adam Joinson University of Bath

Dr. Philipp Jovanovic University College London

Prof. Vasilis Katos Bournemouth University

Prof. Markulf Kohlweiss University of Efinburgh

Dr. Kopo Marvin Ramokapane University of Bristol

Prof. Aggelos Kiayias University of Edinburgh

Dr. Bernardo Magri University of Manchester

Prof. Corinne May-Chahal University of Lancaster

Prof. Keith Martin Royal Holloway, University of London

Dr. Maryam Mehrnezhad Royal Holloway, University of London

Prof. Sarah Meiklejohn University College London

Prof. Steven Murdoch University College London

Prof. Douwe Korff London Metropolitan University

Dr. Daniel Page University of Bristol

Dr. Claudia Peersman University of Bristol

Prof. Andy Phippen Bournemouth Universiy

Dr. Fabio Pierazzi King’s College London

Prof. Awais Rachid University of Bristol

Dr. Luc Rocher University of Oxford

Dr. Kaspar Rosager Ludvigsen University of Edinburgh

Dr. Christos Sagredos King’s College London

Dr. Siamak Shahandashti University of York

Prof. Tom Stoneham University of York

Dr. Jose Tomas Llanos University College London

Dr. Michael Veale University College London

Dr. Niovi Vavoula Queen Mary University of London

Dr. Christian Weinert Royal Holloway, University of London

Prof. Alan Woodward University of Surrey

United States of America

Prof. Giuseppe Ateniese George Mason University

Prof. Adam J. Aviv George Washington University

Prof. Steven Bellovin Columbia University

Prof. Matt Blaze Georgetown University         McDevitt Chair of CS and Law

Prof. Kevin Butler University of Florida 

Mr. Jon Callas Personal capacity

Prof. Álvaro Cárdenas University of California, Santa Cruz

Prof. Chandrasekaran University Illinois Urbana-Champaign

Prof. David Choffnes Northeastern University

Prof. Nicolas Christin Carnegie Mellon University

Mr. Roger Dingledine The Tor Project

Prof. Zakir Durumeric Stanford University

Dr. Kelsey Fulton Colorado School of Mines

Dr. Simson L. Garfinkel Digital Corpora Project Fellow AAAS, ACM, IEEE

Prof. Christina Garman Purdue University

Prof. Matthew D. Green Johns Hopkins University

Prof. Daniel Genkin Georgia Tech

Prof. Paul Grubbs University of Michigan

Dr. Joseph Lorenzo Hall Internet Society

Dr. Britta Hale Independent researcher

Prof. Emeritus Martin Hellman Stanford University Turing Award

Prof. Nadia Heninger University of California, San Diego

Prof. Amir Herzberg University of Connecticut

Prof. Nicholas Hopper University of Minnesota

Prof. Gabriel Kaptchuk Boston University

Prof. Vasileios Kemerlis Brown University

Dr. Jennifer King Stanford University

Prof. Engin Kirda Northeastern University

Prof. Susan Landau Tufts University Fellow AAAS, ACM

Prof. Anna Lysyanskaya Brown University

Prof. Abigail Marsh Macalester College

Prof. David Mazières Stanford University

Prof. Michelle Mazurek University of Maryland

Prof. Ian Miers University of Maryland

Prof. Prateek Mittal Princeton University

Prof. Guevara Noubir Northeastern University

Dr. Amy Peikoff Bit Chute Limited

Ms. Riana Pfefferkorn Stanford University

Dr. Amreesh Phokeer Internet Society

Prof. Michalis Polychronakis Stony Brook University

Dr. Niels Provos Independent researcher

Prof. Sazzadur Rahaman University of Arizona

Prof. Amir Rahmati Stony Brook University

Prof. Aanjhan Ranganathan Northeastern University

Prof. Franziska Roesner University of Washington

Prof. Ronald L. Rivest MIT Turing Award

Dr. Sarah Scheffler Princeton University

Prof. Barbara van Schewick Stanford University

Prof. Bruce Schneier Harvard Kennedy School

Prof. Adam Shostack University of Washington

Dr. Christian Straka Yale University

Mr. Nick Sullivan Independent

Dr. Alin Tomescu Aptos Lab

Dr. Santiago Torres-Arias Purdue University

Prof. Ersin Uzun Rochester Institute of Technology

Prof. Daniel Votipka Tufts University

Prof. David Wagner UC Berkeley

Prof. Daniel J. Weitzner MIT

Dr. Lian Wang Princeton University

Prof. Christo Wilson Northeastern University Sloan Fellow

Prof. Matthew Wright Rochester Institute of Technology

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