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(FPF) ロシアにおける独立系および国際的な報道機関の検閲回避方法
以下は、報道の自由財団の記事の翻訳です。ロシア国内の検閲やネット遮断はよく報じられていますが、「国外とは全く繋がれないの?」という質問をよく受けます。下記は、この質問へのひとつの答えともいえます。下記で言及されているTorやOnionという仕組みがどのようなものなのかについては、下記を参考にしてみてください。(小倉利丸)
Tor プロジェクト(上記の日本語はやや古いので最新情報は下記から入手してください。ただし英語)

ロシアにおける独立系および国際的な報道機関の検閲回避方法
パーカー・ヒギンズ
アドボカシーディレクター
2022年3月22日
ロシアは先月ウクライナに侵攻して以来、国境内の独立した報道を徹底的に取り締まり、多くの出版社が出版を中止したり、編集スタッフを完全に国外に移動させたりしている。しかし、ロシア国内で公的な検閲にさらされている国際的な独立系報道機関は、熱心な読者に検閲されていないニュースを配信する方法を見出している。
もしあなたがジャーナリストであるか、ロシアでの検閲を回避しようとする報道機関の代表であるならば、報道の自由財団Freedom of the Press Foundation に連絡をください – 私たちに支援できることがあるかもしれない。
解決策は時にはハイテクな場合もある。例えば、BBCとニューヨークタイムズはTor onionサービスを提供し、Torブラウザーでアクセスできる人なら誰でもサイトへの暗号化された接続を利用できる。onionドレスの提供は、単にニュースサイトのTor利用を促進する以上の利点がある。私たちはこれまでオニオンのロールアウトの追跡という文脈で説明してきたが、セキュリティ研究者のAlec Muffett は最近さらに詳細に説明している。
重要なのは、これらの報道機関が、侵攻によってonionアドレスを提供し始めたことではなく、むしろ、報道を読むための1つのチャンネルとしてTorアクセスを長い間提供してきたということだ。
これまでTor経由で利用できなかったサービスにとって、新たなonionサービスの提供は歓迎すべきことである。Twitterは今月、待望のonionサービスを目立たないかたちで開始した。
ロシアに拠点を置く独立系メディアはonionサービスを立ち上げるインフラをもっていないかもしれない。しかし、今月禁止令が出されることを長らく間予期されていたMeduzaは、読者にVPNや他の回避技術を使ってサイトにアクセスし続けることを教えることができ、アクセス制限がそれほど簡単ではないモバイルアプリを提供している。このサイトは、新たな規制が導入されてからも価値ある報道を続けており、その存続のための資金をロシア人以外のオーディエンスに求めている。
ロシアとウクライナの両方で人気のあるプラットフォームTelegramを採用し、指定されたチャンネルでニュースを配信している報道機関もある。先週、ニューヨーク・タイムズ紙は、このアプリを通じて更新情報の提供を開始すると発表した。
一種のニュースフィードを提供するチャンネルに加え、Telegramは安全なメッセンジャーとして宣伝されているが、セキュリティ研究者は以前から、そのセキュリティ設計上の決定のいくつかに警告を発している。今月初め、EFFはこのアプリのユーザーのために、危害を軽減するためのガイドを提供した。(暗号化された通信には、私たちはSignalを推奨し、その安全性を最大限に高めるためのガイドを守りつづけている)。
最後に、ロシアで実践されている検閲回避技術のいくつかは、明らかにもっと古風なものだ。今月、BBCは地域の短波ラジオ放送を復活させた。通常、インターネット時代というより、第二次世界大戦に関連する技術だが、ロシアとウクライナに毎日数時間、World Serviceのニュースを送信している。
付記:下訳にDeepLを用いました。