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WindowsマシンのソフトウェアをLinux環境に近づける
WindowsからLinuxへの引越しで最大の懸案事項は言うまでもなく、これまでのデータを引き継げるかどうかにあります。ほとんど全てのデータがクラウドにあがっている場合と移行を検討しているPCのハードディスクなどにデータが保存されている場合とでは、事前準備に必要な事柄が変わります。以下は主に、Windowsを全て消去して新規にLinuxをインストールするPCであって、データが保存されていることを前提として書きます。
データの移行のためには、既存のWindowsマシンのデータをバックアップして、それをLinuxで使えるようにするわけですが、バックアップをとる前に、ソフトウェアの互換性を極力確保できるような工夫をします。
メールソフトをThunderbirdにする
バックアップをとる
ほとんどのLinuxディストリビューションでは、メーラーとしてThunderbirdを使うことができ、ThunderbirdはWindowsでも比較的ポピュラーなメーラーでもあり定評のあるものです。すでにThunderbirdを使っている場合は、「Thunderbirdのデータのバックアップ」の項目に進んでください。
メール関連のデータの移行は
- メールのメッセージそのものを移行させる
- メールに付随しているアドレス帳を移行させる
という二つのことが必要になります。これらそれぞれについて
- バックアップをとる
- Thunderbirdにインポートする
という二つの作業を行います。これらの作業については、以下の慶應大学のサイトにBecky!とOutlook Expressについて、解説があります。
https://www.mita.itc.keio.ac.jp/ja/com_mail_becky_datahandling_mc.html
Thunderbirdをインストールする
Thunderbirdは無料で使えるメールソフトです。日本語のThunderbirdのホームページは下記です。このページにある「無料ダウンロード」のボタンをクリックすれば、OSを自動で識別して適切なバージョンのサンダーバードが自動的にダウンロードされます。(Windows、Mac、Linuxに対応しています)
https://www.thunderbird.net/ja/
あるいは下記からダウンロードすることもできます。
https://www.thunderbird.net/en-US/thunderbird/all/#J
ここでは、インストールするマシンが32bitなのか64bitなのかを自分で選択しなければなりません。インストールするプログラムが異なります。
インストールの方法は下記を参考にしてください。
https://support.mozilla.org/ja/kb/installing-thunderbird-windows
上記はThunderbirdの公式ウエッブページにある説明です。画像が現在のサイトのデザインとは異なっていますし、インストールで躓きそうな箇所が丁寧に説明されていません。下記に別のサイトを紹介しておきます。
https://support.pikara.jp/mail_imap/win_imap/thunderbird_imap/thunderbird60/dl_install.html
以上はインストールしただけで、まだThunderbirdは使えるようにはなっていません。以下では、契約しているプロバイダーのメールサーバにアクセスしてメールの送受信ができるようにします。
Thunderbirdで実際にメールの送受信ができるように設定する
メールパスワードを覚えていますか。
メールの送受信をするためには、自分のメールボックスにアクセスするためのパスワードが必要です。多くの方が、このメールのパスワードをパソコンに記憶させててしまい、覚えていないこともあります。インターネットへのアクセスプロバイダーが提供するメールサービスを利用している場合は、最初の契約時にプロバイダーから郵送されてきた契約書関連の書類にメールアカウントとパスワードが記載されている場合があります。もしパスワードが不明な場合は、面倒ですが、契約先のプロバイダーに問い合わせてパスワードの再発行手続きをとってください。このメールのパスワードがわからないと以下のThunderbird設定作業は行なうことができません。
プロバイダーのウエッブサイトでメール関連設定を確認する
インターネットのメール配送の仕組みはやや複雑です。Thunderbirdはこれをある程度自動化してくれますが、完璧に自動化できず、場合によっては手動で設定を変更しなければならないことがあります。
手動設定をする必要に備えて、あらかじめ自分が契約しているプロバイダーのウエッブページでThunderbirdを使う場合の設定マニュアルがないかどうかを探しておきます。以下参考までに、いくつかの主要なプロバイダーカラThunderbirdの設定解説のページをリストアップしました。
- so-net https://support.so-net.ne.jp/supportsitedetailpage?id=000011021
- ドコモnet https://www.nttdocomo.co.jp/binary/pdf/service/docomo_mail/other/set_up/thunderbird_setting.pdf
- au one net https://www.au.com/support/service/internet/guide/mail/windows/thunderbird8-01/
- J:COM https://cs.myjcom.jp/knowledgeDetail?an=000461363
- OCN https://support.ntt.com/ocn/support/pid2900000i4u
上記のようにメールソフトごとに解説をしているプロバイダーばかりではありません。たとえば、YahooBBやBiglobeは、メールの送受信の仕組みごとに設定について一括して記述しています。
- yahooBB http://ybb.softbank.jp/support/connect/mail/
- Biglobe https://email.biglobe.ne.jp/mailusage.html
Linuxへの移行のために暫定的にWindows版のThunderbirdを使うので、受信設定では、「IMAP」を選択し、サーバにメールを残す設定にしておいてください。
バックアップからThunderbirdにデータをインポートする
ThunderbirdにImportExportToolsというアドオンをインストールしてデータをインポートする方法がたぶん一番簡単かもしれません。アドオンのページは下記です。
https://addons.thunderbird.net/ja/thunderbird/addon/importexporttools/
そもそも「アドオン」とは何なのか。どのようにしたらインストールできるのかについては下記を参考にしてください。
https://support.mozilla.org/ja/kb/installing-addon-thunderbird