(アムネスティ)米国/英国。「ジュリアン・アサンジの米国送還が安全でないことを認識しない控訴審「正義の茶番劇」

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(アムネスティ)米国/英国。「ジュリアン・アサンジの米国送還が安全でないことを認識しない控訴審「正義の茶番劇」

以下はアムネスティインターナショナルのプレスリリースの訳です。


ジュリアン・アサンジの身柄を引き渡さないという一審の決定に対しする米国の控訴を認める高等裁判所の決定を受けて、アムネスティ・インターナショナルのヨーロッパディレクター、ニルス・ムイジニークは次のように述べている。

「これは正義の茶番劇です。高等裁判所は、この控訴を認めることで、アサンジ氏が最高警備の刑務所で独房に収容されることはないという米国の外交上の保証には大きな欠陥があるのに、これを認めることになりました。米国はいつでもこの考えを変えることができる権利を留保しており、この保証は紙クズ同然です。」

ジュリアン・アサンジは、米国に送還されれば、スパイ防止法に基づく裁判を受けるだけでなく、拷問やその他の不正な扱いを受ける可能性のある拘留条件により、深刻な人権侵害を受ける危険性があります。」
「米国政府の起訴は、米国内外の報道の自由に対する重大な脅威となります。もし起訴されれば、政府を監視し、政府の悪行を暴くというジャーナリストや出版社の重要な役割が損なわれ、世界中のジャーナリストが肩身の狭い思いをすることになるでしょう」

背景

米国の身柄引き渡し要求は、ジュリアン・アサンジがウィキリークスで行った活動の一環として、漏洩機密文書の公開に直接関連する容疑に基づいている。
公共の利益となる情報を公開することは、メディアの自由と、政府の不正行為に関する情報を得る国民の権利の基礎となるものだ。また、国際人権法でも保護されており、犯罪化されるべきではない。

ジュリアン・アサンジは、Espionage Act(スパイ活動法)に基づいて告発された最初の出版者である。

詳しい情報やインタビューの手配については、Stefan Simanowitz press@amnesty.org までご連絡ください。

出典:https://www.amnesty.org/en/latest/news/2021/12/us-uk-travesty-of-justice-as-extradition-appeal-fails-to-recognise-that-it-would-be-unsafe-for-julian-assange-to-be-sent-to-the-us/

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