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(RIPE) EUの制裁と私たちのロシア会員について
EUの制裁と私たちのロシア会員について
Athina Fragkouli – 2022年3月18日
先日、EUの対ロシア制裁が採択された後、私たちのコンプライアンスについて混乱が起こっているようだ。この記事では、これらの問題のいくつかを簡単に取り上げ、RIPE NCCが最新のEU制裁に完全に準拠している理由を説明する。
制裁措置は、RIPE NCCにとって新しい問題ではではない。2012年以来、私たちは法整備の動向を注意深く見守ってきた。また、EU制裁の適用可能性を明確にするために、何度かオランダ当局と連絡を取ってきた。2021年11月には、制裁がRIPE NCCにどのような影響を与えるかについて、詳細な概要を説明した記事を発表したので、是非ご一読いただきたい。
このたびのEUの対ロシア制裁により、私たちの新しい制裁への対応について疑問の声が上がっている。今回は、RIPE NCCのサービスに対する制裁措置の適用について、重要な点を再確認するとともに、新たに採用されたEUの対ロシア制裁措置について、より詳しい説明をさせていただく。
オランダ法に基づく団体であるRIPE NCCは、原則としてオランダ法およびEU法の適用を受け、その執行についてはオランダ当局が責任を負う。国連の制裁は、通常、オランダまたはEUの制裁に組み込まれない限り、拘束力を持たない。現在、RIPE NCCはEUの制裁規制の影響を受けるだけだ。
EUの制裁規制には2種類ある。1つは、国内の特定の製品やサービスの提供を対象とするもの。私たちのサービスは、このタイプのEU制裁に含まれない。もう一つは、金融規制である。この金融規制の内容は以下の通り。(a)制裁を受けた団体や個人の資金や経済的資源を凍結すること、(b)これらの団体や個人が資金や経済的資源を利用できないようにすること。RIPE NCCに適用されるのは、この第2のEU制裁のタイプだ。
なぜこれが影響を及ぼすかというと、インターネット番号資源の登録がオランダ外務省によって経済資源とみなされるため(オランダ当局との話し合いについては、以前の記事をご覧ください)だ。上記に伴い、EUの制裁では、制裁を受けた当事者が既に持っているインターネット番号リソースを凍結することが求められ、私たちが追加でリソースを利用できるようにすることは禁止されてる。また、MFAは、制裁を受けた当事者が保有するインターネット番号リソースの登録を解除する必要がないことを確認した。K-rootの運用など、その他のRIPE NCCサービスについては、経済的資源とはみなされていない。また、ここで重要なのは、EUの制裁は、制裁を受けた当事者から支払いを受けることを禁止していないことだ。
現在、かなり定期的に新しい制裁措置が出されている。新しい制裁は、RIPE NCCのサービスがロシアで提供されることを禁止するものではない。金融規制に関しては、現在、制裁対象団体・個人のリストに、多くのロシアの団体・個人が含まれている。制裁リストに対する私たちのレビューには、制裁を受けた当事者が所有または支配している可能性のある非制裁メンバーのレビューも含まれていることは、注目に値する。私たちは常に制裁リストを見直し、新たに一致するものが見つかった場合は制裁手順を適応する。つまり、制裁を受けた個人または団体に新しいインターネット番号リソースを利用させず、彼らがすでに持っているリソースはすべて凍結する。これらは、四半期ごとの制裁措置の透明性レポートで報告される。
2022年の課金
最近の混乱の原因は、今週発行した請求書と一緒に、ロシアの会員に提示した確約にあるようだ。ロシアの金融機関に対する制裁措置などにより、多くの会員が私たちへの支払いを行うことができない状況にある。そのため、支払い義務は残るが、私たちの標準的な手続き期間内に支払いができなくても、閉鎖のリスクはないことを保証した。
前述したように、EUの制裁を受けたとしても、ロシアの会員から支払いを受けることを妨げることはない。しかし、制裁を受けた会員に対しては、銀行の制限により、請求書の発行を延期している。
つまり、ロシアの会員に請求書を発行することも、支払いができない会員に延長を許可することも、EUの制裁措置に違反するものではない。
最後に、懸念を共有し、法的な明確さを求めて連絡してくださった皆様に感謝いたします。この数週間、多くのご質問やご提案をいただき、短時間で問題を深く掘り下げることはできなかったが、皆様からのご意見はしっかりと受け止め、必要に応じてさらに調査してまいります。
出典:https://labs.ripe.net/author/athina/eu-sanctions-and-our-russian-membership/
付記:下訳にDeepLを使いました。