Howdy! How can we help you?
-
気候変動1
-
ブラウザ71
-
戦争36
-
ヘイトスピーチ10
-
偽情報、誤情報7
-
ジェンダー3
-
国家安全保障10
-
fediverse20
-
alternative_app18
-
デジタルセキュリティツール15
-
国内の監視社会化と反監視運動6
-
VPN9
-
GIFCT2
-
政府・国際機関の動向166
-
スパイウェア20
-
OS関係20
-
教育・学校9
-
監視カメラ16
-
労働現場の監視9
-
プライバシー157
-
デジタルID(マイナンバーなど)12
-
GPS1
-
AI77
-
オリンピックと監視社会7
-
文化12
-
労働運動17
-
リンク集12
-
金融監視3
-
COVID-19と監視社会18
-
検閲105
-
海外動向412
-
オンライン会議システム14
-
暗号化69
-
アクティビストとセキュリティ32
-
ビッグテック、大量監視260
-
SNSのセキュリティ20
-
共謀罪1
-
メールのセキュリティ42
-
Articles1
(Tutanota)EARN IT法案は暗号化の破壊を狙っている。私たちは今すぐ行動を起こさなければならない。
以下は、Tutanotaのblogの記事(2020年3月16日)を訳したものです。(訳者:小倉利丸)
EARN IT法案は暗号化の破壊を狙っている。私たちは今すぐ行動を起こさなければならない。
米国の暗号専門家は、EARN ITがオンライン上のすべての人のセキュリティに計り知れない害を与えることになることに同意している。
2020-03-16
EARN ITは、ウィリアム・バー司法長官によって提案された法律で、アメリカのハイテク企業が暗号を使用するのを阻止するためのものだ。この法案は、オンラインでの児童の性的搾取という非常に深刻な問題に対処するポーズをとっているが、実際には暗号化とオンラインでのセキュリティに終止符を打つことになる。実際には法執行機関により多くの資金と警官を提供する代わりに、言論の自由とオンラインセキュリティが攻撃されることになる。
EARN ITとは
過去にバーらは、米国で暗号防止法の制定を繰り返し試みたが、世論の反発を受けて常にに失敗してきた。監視を強化しても安全性が保てないことがわかっているにもかかわらず、バーをはじめとする政治家たちは、こうした法律を推進し続けている
それにもかかわらず、人々はオンラインでプライベートな会話をしたいと考えており、暗号は第三者からプライベートなメッセージを保護する最高のツールであることを理解するようになってきている。
EARN ITは暗号化を禁止しているのか?
そのため、提案されているEARN IT法では、暗号を明示的に禁止していない。その代わりに、テクノロジー企業はデータをアップロードする前にスキャンするための「ベストプラクティス」を適用しなければならないとしている。もし彼らがこの「ベストプラクティス」を適用しない場合、彼らは訴えられ、破産に追い込まれる可能性がある。
「ベストプラクティス」に従わなければならないのは一見無害に聞こえるが、暗号防止の目的は明らかだ。ブルース・シュナイアーやマシュー・グリーンのような暗号技術の専門家は、EARN IT法案は良いことよりも悪いことの方が多いと公然と警告している。
最大の懸念は、「ベストプラクティス」リストがバー司法長官率いる政府の委員会によって定義されるため、暗号は直ちに非合法化されるかもしれないということだ。バー司法長官の主な目標は、暗号を禁止し、法執行機関があらゆるオンライン会話にアクセスできるようにすることであることは公に知られている。
EARN ITはトロイの木馬
「この恐ろしい法案は、バー司法長官とドナルド・トランプ大統領にネット上の言論のコントロールを与え、アメリカ人の生活のあらゆる側面に政府のアクセスを要求する力を与えるトロイの木馬だ」とロン・ワイデン上院議員(オレゴン州)は次のように述べている。
「セクション230は連邦政府が犯罪を起訴するのを止めることはできないが、この議員たちは、ウェブサイトを簡単に訴えられるようになることで小児性愛者を阻止できると主張している。この法案は、少数のコネを持つ企業とトランプ政権による、子どもの性的虐待を政治的利益のために利用しようとする、見えすいた極めてシニカルな努力であり、言論の自由とアメリカ人一人一人の安全とプライバシーへの影響を無視することはできない」
もうひとつの反暗号化法案
結局、EARN ITは他の反暗号法案と非常によく似たものだ。こうした法案は、市民がオンライン通信を暗号で保護することを阻止してオンライン犯罪(児童虐待)の問題を解決するポーズをとっている。
ここでの脅威は、言論の自由と民主主義そのものの破壊
電子フロンティア財団は次のように述べている。「メッセージが大量に一律に選別されるたり、善人だけしか使えない暗号バックドアを生み出すような端末間暗号化のインターネットを使うわけにはいかない。プライバシーと暗号は互いに排他的なものだ。「クライアント側のスキャン」といった考え方は、これを回避するための巧妙な方法ではなく、このようなスキャンは、端末間暗号化を破壊する別の方法に過ぎない。」
EARN ITはイノベーションを阻害する
実際のところ、ほとんどの人や企業は、オンラインのあらゆる脅威から身を守るために深刻な問題を抱えている。
暗号技術の専門家であるマシュー・グリーンは次のように述べている。「端末間暗号化もその一つだ。実際、ハッキングやデータの損失、そしてそれが原因で脆弱な人々に降りかかる可能性のあるすべての害を防ぐために私たちが持っている唯一の最も有望な技術は、これなのだ。」
私たちが今必要としているのは、すべての人のセキュリティを向上させるために、より多くの技術革新がオンラインで行われていることだ。しかし、EARN ITはイノベーションを阻害するだろう。最終的にその技術革新がバーのリストの「ベツプラクティス」ではできないことがわかった場合、テクノリジー企業は、ユーザーのセキュリティを向上させる投資するだろうか?
EARN ITに反対する請願書に署名を
ブルース・シュナイアーやマシュー・グリーンのような暗号技術の専門家や、Fight for the Futureは、EARN IT法に反対する請願書に署名するよう、呼びかけている。
Tutanotaとともに、私たちは暗号による大量監視を止めることを計画している。それは最終的に言論の自由を破壊し、結果的に私たちの民主主義を破壊することになるので、私たちは暗号化を破壊するいかなる法的アプローチも拒否する。
Tutanotaは端末間暗号化の約束に忠実であることを確認できるように、すべてのTutanotaクライアントはオープンソースとして公開されている。
出典:https://tutanota.com/blog/posts/earn-it-barr-encryption/
付記:下訳にhttps://www.deepl.com/translatorを用いました。